今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン「苦しむ名門」について書いていきたいと思います。
本来の力を考えればもっと上位にいてもおかしくない戦力を持ちながら苦しむチームをピックアップしていきたいと思います。
5回目は「バレンシア」です。
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①オーナーのチーム解体
バレンシアの近年のドタバタ劇は現オーナーの就任から始まっています。2014年にチームを買収したピーター・リム会長は「新しい時代」の到来を示唆しましたが、結局ここまでの獲得タイトルはコパ・デル・レイ1回のみ。
それより目立つのは場当たり的な補強や監督人事で、事態はますます悪くなることに。深刻な財政難に合わせて、クラブの私物化といえるオーナーの娘のSNS上の発言、様々な出来事を経て行われたオーナーの「チーム解体」。
将来有望な若手はいるものの新シーズンは厳しい船出を予想されていました。
②事態はより深刻化
更に元々問題視されていた財政難は新型コロナウイルス流行によりさらに深刻化。
以前紹介したように主力を大量放出した上で、今シーズン5試合に出場していたコンドグビアをもアトレティコへ移籍、彼自身は以前から不満を述べていたもののレギュラーで出場していた選手で監督にとっては頭が痛い所です。
そのハビ・グラシア監督も開幕前に補強が進まな過ぎて辞任を仄めかすなど、かなり不安定な立場にあります。コレイア、ギジャモン、ユヌス・ムサ等若手選手を積極起用しているものの、ここまでは経験不足や荒さが目立っている印象が強く安定感に欠け、ラ・リーガでは下位に沈んでいます。注目していたイ・ガンインもここまでは散発的な活躍で、トータルで見ると消えている時間が多い印象です。
③クラブの売却プロジェクト
そんな中オーナー陣はクラブの売却プロジェクトに着手しているとの噂があります。その売却先はリーズユナイテッドの現オーナー、ラドリッツァーニ氏とのことです。
ラドリッツァーニ氏と言えば当時2部で低迷していたリーズを買収しビエルサ監督を招集、今シーズンにプレミアリーグ昇格を決めています。ちなみに昨シーズンまで在籍していたロドリゴが在籍しています。
ドキュメンタリーなどを見ても長期的なプランを持ち合わせており、今の状況からの脱却は十分可能ですが、頑なに売却の否定していたリム会長は承諾するのでしょうか。
今まさにカオスな状況にあるバレンシア。せめて競技面だけでも立て直していきたい所です。
※その後レアルマドリードに4-1の大勝。本当にサッカーはわかりません、、、。そこが面白い所なのですが。
では

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