今回はアトレティコ移籍が決まったルイス・スアレス選手について書いていきたいと思います。
①理不尽さを併せ持つ万能型ストライカー
スアレス選手は「理不尽さを併せ持つ万能型ストライカー」と言えます。
基本的に最終ラインとの駆け引きを行う所謂「ラインブレイカー」ですが、強靭なフィジカルと高い技術を生かしたポストプレー、ライン間でボールを引き出しドリブルで突破orワンツーで崩すセカンドトップ的な役割など、状況によって複数の役割を高いレベルでこなすことの出来る非常に器用な選手です。
しかし一番の魅力は「理不尽さ」を感じるシュート技術です。特にボレー技術は素晴らしく、難しい態勢でも強引に枠に入れられる技術と体幹を持ち合わせています。またループシュート、右から巻くシュート、フリーキック、ダイビングヘッドなどゴールのバリエーションも豊富で型が読めません。
その決定力を生かしてオランダ、イングランド、スペインで得点王、バルセロナではメッシ、ネイマールとMSNを結成しチャンピオンズリーグを制覇しました。
②守備意識の欠如
反面守備は積極的ではなくアリバイ的な動きをすることが多いです。バルセロナではメッシと共に攻撃では素晴らしい連携を見せるものの、守備では省エネな為監督の頭痛の種になってしまっています。しかし決して下手な訳ではなく非常に理にかなった守備をする為、意識次第では素晴らしい働きを見せそうですが今までの経緯を見ると中々難しいとは思います。
③馬が合いそう
今シーズン初めにクラブの意向で戦力外を突き付けられ移籍先を探すこととなり、移籍先にはユベントスが有力でしたが、イタリア語の試験での不正疑惑もあり頓座、しかしその直後バルセロナのライバルクラブ「アトレティコマドリード」への移籍が発表され周囲を驚かせました。
アトレティコはモラタの移籍でフォワードを探していたので実績抜群のスアレス選手の獲得は理想的だったと思います。
しかも監督は「闘将」シメオネ監督。勝利の為に全てを捧げるスタイルは酷似しており、馬が合いそうな予感はします。ただ守備をしっかりさせる監督なので、どこまで守備面での貢献が出来るかが勝負だと思います。
再びスペインで輝く舞台を与えられたスアレス選手、ラ・リーガをかき乱す存在となりそうです。
では