今回は2022年カタールW杯決勝プレビューを書いていきます。
①二人の圧倒的な「個」
まず決勝に残ったアルゼンチン、フランス両チームには二人の圧倒的な「個」が存在しています。
その超絶技巧と圧倒的な決定力で長くサッカー界の頂点に位置し、35歳になった今でも巨大な違いを作り出すリオネル・メッシ。そして前回大会で衝撃的な活躍を果たし、絶対的なエースとして臨んだ今大会も、爆発的な加速力と決定力でゴールを決め続けるキリアン・エンバぺ。
共にエースナンバー「10」を背負い、大会中得点も同数(5)を記録する二人はW杯優勝を果たす為に不可欠な存在で、両チームは彼らをどう生かし、相手をどう封殺するかをまず考えらなければならないでしょう。
その為彼らを支える選手の存在も重要で、アルゼンチンはフリアン・アルバレス、デ・パウル、マック・アリスター、フランスはジルー、グリーズマン、デンべレがいかに彼らを生かす働きが出来るか、注目です。
②重要なのはサイドの守備力
ただ以前書いたようにW杯のような一発トーナメントでは何より守備が重要になってきます。
現状アルゼンチン、フランス代表共に5失点と決して堅守とは言い難いものの守備陣にタレントは揃っており、一定以上の守備力は十分に備えていると言えます、
そんな中重要であるのはやはりサイドの守備力。特にアルゼンチンはエンバぺ、デンべレと両翼にワールドクラスを揃えているので、いかにサイドの攻防で優位に立てるかが重要になってきます。ただ彼らを1対1で抑えられる選手が現状チームにはいない為、サイドハーフを付いていかせたりオランダ戦でも行った5バックの採用等を行わないと蹂躙される可能性は高いと言えます。
一方フランスもモロッコ戦でも上手く利用されていたように左サイドの守備には難を抱えているので、いかにボランチがカバー出来るかが勝負です。そこにおいてはほぼ完璧に仕事を行えていたラビオが復帰出来るかどうかでも変わってきそうです。
③カギはどちらがボールを「持たせる」か
また両チームの共通点としては決してビルドアップからの攻撃を得意としておらず、共にカウンターで良さを出せるチームです。
準決勝では共に先制点を挙げ、堅守速攻に専念できることが出来たものの、守りを固められると個の質と瞬間的なコンビネーションに頼る不確実な戦い方を選ばざるを得ず、先制点はより重みを増すことになりそうです。
その為いかに我慢して相手にボールを「持たせ」、カウンターの機会を増やせるかが勝負のカギとなってくるでしょう。
メッシを支え、それにメッシが応える団結力が武器のアルゼンチン。圧倒的な選手の質と層で相手を時にはいなし、時には正面から叩き潰しているフランス。
キックオフが今から待ち遠しいです。
では
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