今回は夏の移籍市場の立ち振る舞いが注目されるラ・リーガ勢について書いていきます。
①3強が精力的に動き、ここまで話題の中心に
2010年中盤までラ・リーガはクリスティアーノ・ロナウドを擁したレアルマドリードやリオネル・メッシを擁したバルセロナを中心に欧州を席巻。2013年から2018年までチャンピオンズリーグではレアルマドリードの3連覇も含め5年連続で優勝を果たすと、ヨーロッパリーグでもセビージャの3連覇を含め5年で4度の優勝を果たしています。
しかしその後はバルセロナは多額の借金を背負いピッチよりも紙面を賑やかす事に。さらに3強の1角であるアトレティコも財政上の問題もあり、安定した成績こそ残しているものの欧州では長らく存在感を示せずにいます。
ただ今シーズンはそのアトレティコが資金面の問題がクリアされたとして大型補強を展開。ソシエダのル・ノルマンを始め昨シーズンリーグ2位の得点を記録したセルロート、そしてマンチェスターシティの有望株の一人であったフリアン・アルバレスを獲得。さらにギャラガー(チェルシー)も獲得が濃厚と、大型補強を行っています。
そしてバルセロナもユーロで名を上げたダニ・オルモを獲得。ヤマル、フェルミン・ロペス等今夏国際大会で活躍した若手も成長を見せており、ハンジ・フリック新監督の下期待感を高めています。
また王者マドリーは遂に念願の「恋人」エンバぺを獲得。べリンガム、ヴィニシウスとの共存が早くも大きな話題になる等、近年稀に無い程ラ・リーガが注目されています。
②第2グループの弱体化
しかし反面彼らを脅かす第2グループのチームは弱体化の一途を辿っており、昨年3位に躍進したジローナは得点王ドフビク、司令塔アレイクス・ガルシアを含め、多くの主力が引き抜きに合い昨年とはまるで違うチームに。
さらにソシエダは前述したル・ノルマンを引き抜かれるも、空いたポジションの埋め合わせが精一杯で強化は出来ていない状態。セビージャ、ビジャレアルに関してはチーム得点王を放出せざるを得ない状況になる等、厳しい状況になっています。
近年躍進しているベティスも正直現状維持が精一杯の状況。いずれのチームも若手の成長次第で躍進する(昨シーズンのジローナのようなチームが現れるかもしれません)可能性はあるものの3強との差は開くばかりで、今シーズンはより顕著に感じます。
③制度の見直しが急務に
その原因になっているのはやはりラ・リーガのサラリーキャップ制度。クラブの破綻防止のために作られた制度ですが、分母の大きいチームが多くの資金を市場に投入出来る仕組みは明確な「格差」を生む事に。年々差を付けられ、かつて3強に追随する勢いだったセビージャやビジャレアルは今やその面影はありません。
勿論廃止してしまうと経営が破綻してしまうクラブは続々出る可能性があり難しいですが、きちんと規定を守っているクラブは大幅に緩和させる等何らかの対策を取らなければいつか3強+その他のリーグになってしまう可能性は高いかと思います。
スペインはユーロや五輪で優勝する等育成に秀でており、このままでも一定数の競争力を持てるとは思いますが停滞=衰退がサッカー界の常であるので、いかにリーグ側が改善案を推し進めていけるか、今後の選択に注目です。
では
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