今回はバルセロナ移籍が決定したダニ・オルモ選手について書いていきたいと思います。
経歴
ダニ・オルモ選手はエスパニョールからバルセロナのカンテラに移籍。バルセロナではBチーム昇格は間違いないとも言われており年齢を重ねていたシャビ、イニエスタの後釜として期待されていましたが、カンテラの星だったチアゴの退団や他選手が殆どトップチームでの出番が無かったこともありクロアチアのディナモ・ザグレブのユースに移籍する事になります。
その後順調に成長を続けると、2018年にはリーグの年間最優秀選手に選出。この移籍が間違っていなかった事を証明すると、2019-2020シーズンの冬の移籍マーケットでドイツの新興勢力RBライプツィヒに移籍し、加入後すぐにフィットし中心選手として活躍します。
ただその躍進は他チームからの注目を浴び、度々移籍マーケットを騒がしていたものの怪我の影響もあり移籍は成立せず。それでもユーロ2024で負傷したペドリの代わりにレギュラーとして起用されると、決勝トーナメント1回戦のジョージア戦、準々決勝のドイツ戦、そして準決勝のフランス戦で得点を挙げ一躍時の人に。
その活躍もありオフにかつての古巣バルセロナに総額6200万€の移籍金で加入。相次ぐ財政難や欧州での苦戦もあり、近年存在感を示していない名門を蘇らせる存在として期待されています。
①ライン間で際立つ技術と判断力
ダニ・オルモ選手の特長は「ライン間で際立つ技術と判断力」だと思います。
ラ・マシア仕込みの高い技術は特にプレスが厳しく突破出来ないライン間で発揮され、密集地帯でも難なくボールをキープしてしまいます。また判断力も高く、ライン間に侵入しつつ裏を狙ったり、逆に手前でボールを受けてのミドル等崩しの引き出しが多い印象を受けます。
その為トップ下だけでなくサイド、インサイドハーフ、ゼロトップもこなせる利便性を誇り、キック精度も非常に高い為セットプレーの得点源にも。攻撃面においては空中戦以外は何でもこなせる万能アタッカーと言えます。
②稼働率と守備意識のムラ
ただ長らく将来を期待されながらもメガクラブに挑戦出来る権利を得られなかった(ライプツィヒも決して出し渋りをするチームでもありません。)のは、ひとえに稼働率の低さ。リーグ戦で30試合以上出場したのは2020-2021シーズンのみで、他シーズンはほぼ半分のシーズンを欠場しており怪我の多さが気がかりです。
またライプツィヒ時代ナーゲルスマン監督が指摘していた通り守備意識にムラがあり、チャンピオンズリーグ等大きなコンペティションをインサイドハーフで起用するのはリスクがある所。それを誤魔化すフィジカル的な優位性も担保出来ていない為、今後バルセロナで絶対的な地位を確立させるためにはより守備意識を高めていくのが必要になってくるでしょう。
③迷えるかつての古巣を蘇らせるか
新チームでは左ウイングを中心にインサイドハーフやトップ下での起用が予想されますが、インサイドハーフは前述した課題やギュンドアンやガビ、ペドリに加えフェルミン・ロペスの存在もある激戦区。いずれも守備強度も高い為、当分はレギュラーが定まっておらず守備負担も少ない左ウイングが主戦場となってくるでしょう。
また一人で突破するタイプでは無く周りと連携して崩すタイプである為、左サイドバックとの関係性も重要。特にバルデはサイドで幅を取れるタイプのサイドバックなので、その関係性にも注目されます。
近年財政難やクラブ内外のゴタゴタでピッチ上でも結果・内容とも芳しくないバルセロナ。迷えるかつての古巣を蘇らせるか、ダニ・オルモ選手のプレーに今後も注目です。
では
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