今回はアーセナル移籍が決定したリッカルド・カラフィオーリ選手について書いていきたいと思います。
経歴
カラフィオーリ選手は2011年にローマの下部組織に入団。2018年にプロ契約を結ぶもこの年に選手生命が絶たれかねない膝の大怪我(左ひざと半月板のすべての靭帯を断裂)を負い約1年を復帰に費やす事となります。
しかしその後見事に復活し2020年8月にプロデビューとセリエAデビューを果たし主に左サイドバックとして出場するもレギュラーを奪うには至らず、2022年冬にジェノアにレンタル移籍。そしてシーズン終了後にバーゼルに完全移籍する事になります。
そしてバーゼルでは苦しいシーズンではあったものの26試合に出場しトップレベルの経験を積むと翌年ボローニャに移籍しセリエAに復帰。するとモッタ監督にその資質を見出され、センターバックながらボランチの位置でパスを捌く役割を任されブレイク。チームの中心選手として5位躍進の立役者となりました。
その勢いのまま行われたユーロ2024でも低調なイタリア代表の中でも攻守共に際立ったパフォーマンスを披露し一躍時の人となると、2024年7月29日にアーセナル移籍が決定。アルテタ監督の下欧州強豪となりつつあるチームに一員として新シーズンを臨む事となりました。
①空中戦とインターセプト、そして果敢な持ち運び
カラフィオーリ選手の特長は「空中戦とインターセプト、そして果敢な持ち運び」だと思います。
188㎝86㎏と大柄な体格をしながらスピードとアジリティには優れており、その体格を生かした空中戦に併せ読みを生かしたインターセプトも得意としています。ボローニャ時代は特にその長所が発揮され、高い位置からボールを奪取し攻撃の起点になる等、中心的な働きをしていました。
またボールキャリー力も優れており、相手を見てパスを出す判断力も確か。また果敢に前に運ぶメンタリティも持ち合わせており、その持ち運びはチームの大きな武器となっています。
そして左、センター、3バックの一角をこなせる等戦術理解力も高いものを持っており、貴重な左利きでもあるのでチームにとって非常に有難い存在になっています。
②持ち過ぎるきらいと怪我の不安
しかし足元の技術に自信がありすぎるのかボールを持ち過ぎるきらいがあり、相手を引き付けるのは良いもののパスのタイミングが遅れて出先で潰されたり、自らがボールをロストする場面が見受けられカウンターの起点にされやすい部分はあります。
また大怪我から復帰後も細かい怪我を繰り返しており、ジェノア時代も離脱を繰り返していました。
それでもアーセナルの戦術に適応すれば球離れも早くなる可能性は高く、怪我の心配もここ2シーズンはシーズン30試合以上は出場して懸念は少なくなっており、近いうちに世界最高峰のディフェンダーとして君臨する可能性がある選手です。
③堅守を更に強固にする存在に
アーセナルでは冨安やティアニーはコンディション面の問題、ジンチェンコは守備、キヴィオルは安定感と左サイドバックに絶対的な信頼を置ける選手はいない状況です。
そんな中カラフィオーリの獲得は非常に頼もしく、左サイドバックだけではなくセンターバックも高いレベルでこなせる為堅守を更に強固にする存在に。サリバ、マガリャンイスに頼る他無かった中央でも活躍は見込めそうです。
守護神問題はあるもののカラフィオーリ選手の獲得でより守備が強固になりそうなアーセナル。来シーズンの起用法やそのプレーに注目です。
では
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