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ナチョ・モンレアル~ミスの少なさと気の利いたポジショニング~【特集】

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今回は現役引退が決まったナチョ・モンレアル選手について書いていきたいと思います。

Getty Images

経歴

モンレアル選手は2006年にオサスナでトップチームデビューを果たし、レギュラーで活躍すると(当時の右サイドバックアスピリクエタと、今から考えるとかなり豪華な両翼でした。)、2011年には金満クラブとなったマラガに移籍。クラブ最高順位となる4位フィニッシュに貢献します。

しかしマラガは早々に財政難に陥ると、その才能に目を付けたアーセナルに2013年冬に移籍。その後は長らくクラブの左サイドバック、さらに3バックの一角やセンターバックをこなせる程の戦術理解力を発揮し活躍。そして2017-2018シーズンではクラブのファン投票で選ぶPlayer of the Seasonで2位に選ばれる程、愛される選手となります。

ただ翌シーズンからは怪我に悩まされ出場機会が激減すると、2019年にソシエダに移籍。ソシエダでは2年間主力として活躍するも、昨シーズンは膝の怪我でシーズンを全休。2022年8月16日に現役引退を発表することとなりました。

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スペイン代表では2009年に初招集されるもカプデビラ、アルバに長年レギュラーを譲っており、大舞台での招集は2018年W杯のみになっています。

 

①ミスの少なさと気の利いたポジショニング

モンレアル選手の特長はミスの少なさと気の利いたポジショニングです。

フィジカルはそれ程卓越したものは無いものの非常に判断力に長け、ミスが極端に少ない安定したプレーを行うことが出来ます。特に準備力とカバーリング能力が秀でており、ピンチの芽を摘んだりゴール前でのクリアでも貢献出来ます。

また気の利いたポジショニングを取ることが出来、ビルドアップの貢献度も高い選手です。特にサイドバック起点にも逃げ道にもなれるのは非常に大きく(彼が活躍していた当時は本当に希少種のサイドバックでした。)、ボールを保持するサッカーを志向するアーセナルソシエダで重宝されたのも頷けます。

その安定感は当時中々プレーと成績が安定しなかったアーセナルで存分に発揮され、彼がボールを持つと本当に安心していた記憶があります。

 

②慢性的な膝の怪我

しかし彼のキャリアを阻んだのは慢性的な膝の怪我でした。

これまでも度々膝の怪我で離脱はしていたものの、慢性化。それでも何とか年間30試合以上出場はしていたものの、2020-2021シーズン終了後には膝の再生治療の実施がクラブから発表されました。

その治療は1年を要することとなりましたが、結局プレーするまでには至らず引退を決意。「サッカーを始めて36年、そのうちプロとして16年。想像を絶するほど体を酷使し、限界に挑んできた。そんな私にこのヒザははっきりと『もう続けられない!』というメッセージを送ってきた。」その言葉の通り、もはや限界だったと思われます。

 

③今後の活躍にも期待

モンレアル選手の引退後のプランはまだ明らかになっていはいませんが、そのサッカーIQの高さと人柄を考えると指導者として見てみたい気持ちは強いです。

そしていつかアーセナルの監督として戻り、かつて安心感を与え続けてくれたエミレーツスタジアムを熱狂に巻き込んでくれることを期待しています。(暫くは無いかと思いますが。)

 

正直際立った技術は無いものの、頭脳と判断力を磨き第一線級の活躍を見せ続けてくれたモンレアル選手。本当にお疲れさまでした。

 

では

 

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