きちのうすめ雑記

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UEFA EUROヒストリー ~2012年 スペイン代表~【サッカー】

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今回はUEFA EUROヒストリーを書いていきたいと思います。


7回目は「2012年 スペイン代表」です。

Getty Images

主な選手&布陣

 

①連覇に向かう王者を悩ませた負傷離脱

2010年W杯を堅守とチームワークで制し、デル・ボスケ監督の元黄金時代を築いていたスペイン代表はユーロ2012でも優勝候補筆頭として予選を全勝で突破する等、その強さを遺憾なく発揮して本選を迎えることとなります。

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しかし連覇に向かう王者を悩ませたのは主力の負傷離脱。守備陣だけではなくチームの精神的支柱であったプジョル、そしてフィニッシャーとして絶大な存在感を示していたビジャが負傷で離脱。

所属先のレアルマドリードでもセンターバックで起用されており、適応には問題が無かったセルヒオ・ラモスの存在もあってプジョルの穴は問題ないかと思われましたが、ジョレンテネグレドフェルナンド・トーレスが担うであろうセンターフォワードは先2人はまだまだ信頼を置けるほどの実績は持っておらず、トーレスは所属先のチェルシーで絶不調のシーズンを経験。復調気味とはいえ不安要素は多く、センターラインに不安を残した状況で大会を迎えました。

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②0トップシステム

そんな中デル・ボスケ監督が執った策は「0トップシステム」。初戦のイタリア戦ではセスクを0トップに置き、ダビド・シルバイニエスタをウイングに置くシステムを置くと、先制こそ許すもその3人のコンビネーションでゴールを挙げて同点に追いつきドローに持ち込みます。

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しかし選手のプレースタイル的に本来の0トップの目的である2列目の飛び出しは余り見られることなく上手く嵌ったとは言い難く、2戦目のアイルランド戦、3戦目のクロアチア戦はトーレスを先発起用。クロアチア戦は苦戦するも2連勝を果たし決勝トーナメントに進出します。

そして迎えた準々決勝のフランス戦では再び0トップを起用。圧倒的なパスワークでライン間のギャップを突くスペインらしいサッカーで2-0で完勝を果たします。

しかし準決勝のポルトガル戦ではネグレドをトップに添えるも、ポルトガルの中盤のプレスに大苦戦。延長でも決着はつかずPK戦になるもカシージャスの1本のセーブもあり勝利。決勝の相手はグループリーグでも対戦しドローで終えていたイタリアとなっていました。

 

③黄金時代の最後の輝き

そして迎えた決勝。デル・ボスケ監督が選んだのは0トップでした。

すると初戦とは異なり成熟されたパスワークは、疲れていたイタリア代表の面々に容赦なく襲い掛かり前半だけで2点のリードを奪う等圧倒。反撃したいイタリアですが3枚目の交代枠を使った後にモッタが負傷退場し10人の戦いを強いられることに。

結局その後2ゴールを追加し、見事に完勝。ユーロ連覇を果たすこととなります。

痛い主力の離脱も分厚い選手層で乗り切り、さらに0トップシステムでパスサッカーを突き詰めていく。勝負強さも兼ね備え、完璧とも言えた連覇を果たしたスペイン代表。

 

残念ながら連覇を狙った2014年W杯では良い所が無くグループリーグ敗退を喫することになりますが、この黄金時代の最後の輝きはこれ以上なく眩いものでした。

 

では

 

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