今回は今シーズン限りのレアルマドリード退団が決まったセルヒオ・ラモス選手について書いていきたいと思います。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
2回目はレアルマドリード中期(2008~2018)時代です。
前編はコチラ↓↓
①ヒールの象徴
名実共にワールドクラスに上り詰めたセルヒオ・ラモス選手ですが、「ヒール」としての顔がよりピックアップされていきます。
当時バルセロナがグアルディオラ監督の元カンテラ出身者を中心とした素晴らしいパスサッカーを展開しており、レアルマドリードはロナウド、シャビ・アロンソ、ベンゼマ、カカ等超大型補強をしているも勝ち切れない時期が続きます。
そんな中セルヒオ・ラモス選手は守備の中心として奮闘するも、要所要所でのラフプレーが目立ち退場も多く、そこの部分でのクローズアップが増えていきます。
特にバルセロナ戦ではそれが顕著になり、モウリーニョ監督就任後ではさらにエスカレートし、メッシへの激しいタックル→プジョールを突き飛ばして退場など、ヒールの象徴として君臨しました。
175試合にしてイエロの持つ退場数のクラブ記録を更新してしまいますが、着実に精神的な成長が見られ、マドリー守備陣の中心として申し分ない活躍を見せることとなります。
そしてスペイン代表では中心選手として黄金期を築き上げ、2010年W杯制覇、ユーロ連覇に多大な貢献を果たしました。
②無類の勝負強さ
モウリーニョ監督後期になってくると、中心選手として凄みを感じさせるプレーを見せリーガを奪還すると、アンチェロッティ監督の元でその「無類の勝負強さ」が発揮されます。
元々得点力が高く、シーズン5~10ゴールを期待出来る選手でしたが、2013-2014シーズンのチャンピオンズリーグでは準決勝で2ゴールを挙げ勝利を手繰り寄せると、決勝ではロスタイムに起死回生の同点ゴールを挙げる等、本業の守備者だけでは無くゴールゲッターとしても活躍しビッグイヤー獲得に貢献すると、翌年のクラブワールドカップは得点王に輝く等、攻守両面で輝くこととなります。
③真のリーダーとして
この頃には無用なファウルはほぼ皆無で、チームを助ける戦略的ファウルが多くなってきます。ただ時折やりすぎる感はあり(リヴァプール戦のサラー等)賛否両論が巻き起こる場面はありますが「勝利」の為に全てを懸けるそのプレーは多くのファンや選手を虜にしていきます。
そしてセルヒオ・ラモス選手もその期待に応えるかの如く、リーグ優勝2回、チャンピオンズリーグに限っては3連覇を果たすなど数々の偉業を果たします。
特にチャンピオンズリーグ3連覇の際には重要な働きを連発し、守備では読みを生かした鋭いタックルでピンチの芽を摘み取り、そして主にセットプレーからのゴールとロナウドやモドリッチと共にチームを引率。真のリーダーとして「強いマドリー」の象徴をなりました。
しかしその絶大な存在感はある人物との対立を生んでしますこととなります。
では
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