今回は強豪国のカタールW杯国別総括を書いていきます。
12回目は「フランス代表」です。
結果
5勝1分1敗 14得点8失点 準優勝
主な布陣
①離脱者続出の緊急事態に
大会前フランス代表は危機的状況に陥っていました。
攻守の軸に置くはずだったカンテ、ポグバを早々に失うと、バロンドールを受賞したベンゼマも怪我で離脱が決定。さらに大会直前にキンペンベ、エンクンクといった中核を担うはずの選手も怪我で失う等離脱者が大量発生。シーズン中に大会を行うカタールW杯の弊害を最も受けることとなります。
それでも追加招集したのがディサシ(モナコ)コロ・ムアニ(フランクフルト)と素晴らしい選手でありとてつもない層の厚さを感じましたが、流石に連覇は苦しいと考えられ、デシャン監督のマネジメント次第ではグループリーグ敗退も十分考えられる程心配な状態でした。
②埋め合わせどころか
そして不安の中大会が開催しますが、初戦のオーストラリア戦ではジルーの2ゴールとエンバぺの初ゴールが生まれ4-1の快勝を果たし離脱者の穴を感じさせない試合を披露します。
特にラビオ、チュアメニのダブルボランチは質的には前任者に劣るものの、非常に手堅く献身的なプレーを披露。特にラビオはグリーズマンと共に攻守のリンク役として機能する等素晴らしいプレーを行います。
そして迎えた2戦目のデンマーク戦ではエンバぺが貫禄の2ゴールを挙げ2連勝。グループリーグ突破を果たし、開幕前の不安を払しょくする躍進を見せます。3戦目のチュニジアでは大幅なターンオーバーを敢行。敗北こそはしたものの決勝トーナメントに向けて準備を整えることが出来ました。
そして迎えた決勝トーナメント1回戦のポーランドでもその勢いは止まらずジルーとエンバぺの2ゴールで勝利。さらにイングランドと対戦した準々決勝ではエンバぺこそは抑えられるもののチュアメニのスーパーゴールとベテランジルーの1発で正面から叩き潰します。
また準決勝のモロッコ戦でも勝負に徹し手堅く戦いを進め見事に勝利。60年ぶりとなる連覇に向けて隙のない試合運びを進めます。ただ決戦を前に体調不良者が複数発生、決勝戦に向けて暗雲が立ち込めます。
そして迎えた決勝、報道にあったようにフランス代表はコンディションに問題を抱えていたのからしくない動きに終始し2失点を喫し、前半を今大会最悪とも言える出来で終えます。後半もデシャン監督の交代策が上手く嵌っておらずシュート0の時間が長引きます。
しかしその状況を打開したのはやはり背番号10エンバぺ。コロ・ムアニが倒されて得たPKを決めると、その直後にテュラムとのワンツーで抜け出し同点ゴールを挙げます。
さらに延長後半にメッシにゴールを挙げられ再びリードを奪われるも、その直後にまたもやPKを得ると2本目もきっちり決め再び同点に。さらにPKでもきっちり決める等ワールドカップ決勝でハットトリック、同じGKからPK3本を決める等規格外の選手であることを改めて証明。最終的にPK戦の末敗北し連覇を逃すも、最高の決勝戦をこれ以上ないぐらい彩ってくれました。
③これからも世界をリードする存在に
怪我人続出の中見事なマネジメントを見せ、チームを準優勝に導いたデシャン監督は続投が濃厚で、ベンゼマが代表引退を表明する中新しい選手達が次々と台頭。これからも世界をリードする存在になるでしょう。
特に今大会で活躍したコナテやチュアメニ、コロ・ムアニに加え、サンマクシマン(ニューカッスル)やシマカン(ライプツィヒ)カルル(ACミラン)等未招集や若い選手にも有望株をずらりと揃えているだけに、今後の起用方法には注目です。
中軸が抜けるという危機的状況でも見事に立て直し、結果を残したフランス代表。今後も非常に楽しみなチームとなっています。
では
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