今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
1回目は「ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ」です。
基本布陣
①満足する補強が出来ず降格候補筆頭に
昨シーズンはロペテギ監督の下素晴らしい巻き返しを果たし中位でシーズンを終えたウルヴスですが、オフには中心選手だったルベン・ネヴェス(アル・ヒラルへ)やマテウス・ヌニェス(マンチェスターシティへ)を放出。さらに近年の立役者であったコーディー、ヒメネス、アダマ・トラオレ等を放出する等一時代の終わりを感じさせました。
しかし代わりに加入したのはドハーティ以外はプレミアリーグ未知数の選手。クーニャを完全移籍で獲得するも資金難により満足する補強が出来ず、戦力の上澄みは出来ませんでした。
さらに開幕5日前に強化面でクラブ上層部と対立していたロペテギ監督が辞任。そのドタバタ劇もあり開幕前には降格候補筆頭となっていました。
②「大物食い」の本領発揮
そんな中就任したオニール監督はプレシーズンもままならないままシーズンに突入し、案の定開幕5戦で4敗を喫する最悪のスタートを切ります。
しかし7節のマンチェスターシティ戦で5バックを採用。より堅守速攻に切り替えると、オウンゴールとファン・ヒチャンのゴールで見事に勝利。その後勢いが付いたのか一気に中位まで盛り返す事に。
特に前述したシティ戦を含めトッテナム、チェルシーにシーズンダブルを食らわせる等「大物食いの」本領発揮。さらにマンチェスターユナイテッド戦でも壮絶な打ち合いを演じる(3-4)等大いにリーグを盛り上げています。
25節終了時点で稼いだ勝ち点は「35」。例年の残留争いの勝ち点(35~40)に到達しており、今や欧州カップ戦も狙える位置に付ける等躍進を果たしています。
③魅力的なアタッカー陣
その大きな立役者となっているのは魅力的なアタッカー陣。万能アタッカーであるクーニャ(怪我で今シーズン絶望的に、、、。)、その思い切りの良さと勝負強さが目立つファン・ヒチャン、そして怪我で離脱はあったものの巧みなドリブルテクニックで崩しの切り札となっているネト、そして神出鬼没のアタッカーであるサラビアが織りなすカウンターは破壊力は高く、早くも昨シーズンの得点(31)を上回っています。
またドーソン、サーを中心とした守備陣も比較的安定しており、今後も上位陣にとっては頭の痛い存在となってくるでしょう。
特にアーセナル、マンチェスターシティ、リヴァプール戦を残しており、もしかしたらシーズンの覇権争いの行方を決めるキーマンになるかも知れません。
苦しい状況にも関わらず素晴らしい戦いぶりでプレミアリーグをかき回しているウルヴス。今後の戦いぶりにも注目です。
では
ウルブス Tシャツ チームロゴ ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC プレミアリーグ ホワイト サッカー
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