今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
3回目は「ラージョ・バジェカーノ」です。
主な布陣&選手
①アグレッシブで攻撃的なサッカー
ラージョ・バジェカーノと言えば近年「超攻撃的サッカー」で脚光を浴びたチームでした。パコ・ヘメス監督の元2012-2013シーズンは4バックや3バック(当時はリーガで使うチームが殆ど無く驚きもありました。)を駆使しポゼッション重視のハイラインを保つ非常に魅力的なチームを作り上げ数多くの「打ち合い」を演じて来ました。
しかし毎年のように主力を引き抜かれレンタルバック選手も多く、戦力が不安定でした。ただ何とか攻撃サッカーを貫き3シーズンの間1部の座を守るものの2015-2016シーズンに18位に位置し降格。
その後2018-2019シーズンに再び1部に戻ってきますが力不足を露呈。シーズン途中で再びパコ・ヘメス監督を就任させますが2部に逆戻りしてしまいます。
そして2020-2021シーズンにはかつてビルバオで活躍していたイラオラ監督が就任することになります。
②緻密な守備を組織した青年監督
するとそのイラオラ監督はプレーオフでレガネス、ジローナを下し6位からプレーオフでリーガに復帰します。
そのサッカーはかつてのパスサッカーではなく、トランジションを生かした質実剛健のサッカーでした。緻密な守備から一気にサイドに展開し一気にゴール前まで襲い掛かるスタイルは正に「アスレティッククラブ」そのもので、選手達のハードワークとフォアザチームが光っています。大量失点を喫したのは退場者を出したセビージャ戦のみと安定感を誇り、この青年監督の素晴らしい働きが分かる数字となっています。
③リーガに戻ってきた「El Tigre(虎)」
そして得点ではリーガ2位(13得点)と破壊力があります。その原動力は左サイドのアルバロ・ガルシア、フラン・ガルシアの昨シーズンからの武器から加えて、「大物」の加入と活躍があります。
ラダメル・ファルカオ、かつてFCポルト、アトレティコマドリード、モナコで活躍したフォワードで、「El Tigre(虎)」の愛称を持つ2010年代前半を代表するストライカーです。モナコ時代に負った左膝前十字靭帯損傷という大怪我の後遺症などでマンチェスターユナイテッド、チェルシーでは活躍出来ず、その後はモナコに復帰、ガラタサライに所属していましたが再びリーガに舞い戻ってきました。
そして途中出場したヘタフェ戦でゴールを決めると、ビルバオ戦では途中出場&アディショナルタイムで劇的な決勝ゴール。さらにスタメンで出場したカディス戦でもゴールし3戦連発の大活躍。かつての動きのキレは流石に失われていたものの、ポジショニングの上手さとボディーコントロールは流石の一言で、今後も得点源として期待出来る働きを見せました。
現在リーグ6位と好位置に付けるものの選手層や質を考えてもこの勢いがずっと続くとは思えません。しかし堅実な青年監督、そして帰ってきたベテランストライカーは残留を容易にすることは確かで、今後の戦い方も楽しみです。
では
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