今回は2月27日にリーズの監督を解任されたマルセロ・ビエルサ監督について書いていきます。
①名勝負を繰り広げる
ビエルサ監督は2018年に当時2部で苦しんでいたリーズ・ユナイテッドの監督に就任。1年目は終盤の失速や監督自身のトラブルもあり(スパイ問題等)昇格とはなりませんでしたが、2年目には見事に2部優勝を果たし17年ぶりに1部の舞台に帰ってきます。
そして続く2020-2021シーズンは正にビエルサ監督のチームならではの戦いを披露。開幕のリヴァプール戦、そしてマンチェスターシティ戦では正に互角とも言える真っ向勝負を仕掛け名勝負を繰り広げました。中盤戦以降はやはり失速するも最終順位は9位。「魔境」プレミアリーグでも確かな戦いが出来ることを証明していました。
特に守護神のメリエ、司令塔のカルヴィン・フィリップス、チャンスメイカーとして活躍したハリソン、そして17得点を挙げたバンフォードは特筆すべき活躍を見せ、「リーズ旋風」を巻き起こしたと言えます。
②怪我人の続出と監督の哲学
しかし迎えた今シーズン。開幕戦のマンチェスターユナイテッド戦に大敗すると、6試合未勝利と躓きを見せます。その後何とか立て直すも12月には急失速、そして最後は大量失点を喫し4連敗と結果を残せず、解任となりました。
大きな原因としては怪我人の続出とビエルサ監督の哲学によるものです。
まず怪我人ですが昨シーズン躍進の立役者であるバンフォードが序盤に怪我で長期離脱すると、さらに司令塔のカルヴィン・フィリップスも長期離脱。他主力の怪我と重なる部分もあり一時期はスタメンを組むのがやっとという時期もありました。これがビッグクラブならまだしも中小クラブのリーズでは致命的で、チームはずるずると順位を落とすこととなります。
さらにビエルサ監督は自身の哲学を曲げない事で有名で、引き込もってからのカウンターは戦術バリエーションには含まれていません。その哲学とプロセスの緻密さが彼を「名将」としているものですが、反面対策を立てられて受け身に回った時の脆さは非常に大きいです。各クラブがリーズの弱点である
・人を基準とした守備なので1対1で剥がすと広大なスペースが空く
・上記のように個のコンディションに左右されるので試合の出来が大きく違ってくる
等を上手く突いてきており、更にビエルサ監督がそれを「変えない」ので大量失点を喫することが多くなりました。
これが中位に留まっているチームならまだしも、チームは降格圏に近づいており、残留争いのチームに必須な「守備の安定」を担保出来ないことも解任の要因になったと思います。
③計り知れない功績
後任は今シーズンライプツィヒを率いたものの成績不振で解任されたマーシュ監督が就任しました。ザルツブルグで実績を残した知将ですが、ライプツィヒでは選手の怪我や自身の戦術が浸透しないまま途中解任。
嵌れば素晴らしいサッカーをするものの、残留争いをしている現状かなりギャンブル的な登用となっているのでやや不安の方が大きく、いかに戦い方の柔軟性を見せられるかが勝負であるかと思われます。
「エル・ロコ(変人)」の愛称で、3年半リーズだけではなくプレミアリーグを大いに盛り上げたビエルサ監督。計り知れない彼の功績はクラブに長く根付いていくことでしょう。
では
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