今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
15回目は「インテル」です。
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基本フォーメーション
①不安定な戦いに終始
昨シーズンライバルACミランにスクデットを奪われたインテルですが、限られた資金を駆使してアチェルビ、ムヒタリアン等実績十分の選手に加え、若手のベッラノーヴァ、アスラニ、アヤックスで実績を積んだオナナを獲得。そして1昨シーズンのセリエAMVPに輝きスクデット獲得の立役者となったルカクをレンタルで獲得。スクデット奪取に向けて体制は整ったと言えます。
しかしシーズンが始まるとラツィオ、ミラン、ウディネーゼ、ローマ、ユベントスに敗戦とライバル相手に悉く辛酸を舐め前半を終えると、首位ナポリとの頂上決戦に見事勝利するも直後のモンツァ戦では終了直前に同点弾を浴びる等不安定な戦いに終始。首位ナポリとの差は10の4位に甘んじる等、消化不良の前半戦となりました。
しかしチャンピオンズリーグではバイエルンには2戦2敗と力の差を見せつけられるも、バルセロナ相手には1勝1分と勝ち越し、見事に決勝トーナメントに進出を決めています。
②帰還したエースの離脱と守備陣の不振
その不振の主な要因は帰還したエースの離脱と守備陣の不振であったと思われます。
ルカクは開幕戦こそはゴールを決めるもその後怪我で離脱すると、復帰と再離脱を繰り返しリーグではここまで6試合で1得点のみと不発。ラウタロ・マルティネスやジェコが好調であった為ダメージは最小限にはなったものの、復帰した現在もかつての輝きを取り戻せずにいます。
そしてそれ以上にダメージが大きかったのは守備陣の不振。近年躍進の立役者となったデ・フライ、シュクリニアル、ハンダノビッチのパフォーマンスが安定せずミスから失点を積み重ねると、9節からはオナナが正GKに。
また司令塔ブロゾビッチの離脱によりビルドアップにも苦戦しており、不用意なカウンターを許していました。
ただW杯明けに本来の強度は取り戻し、ビルドアップもチャルハノールをアンカーに添えることで最低限穴を埋めており、後半戦の巻き返しに期待がかかります。
③レギュラーを脅かす存在
冬の移籍市場では現状来夏にフリーで移籍することが濃厚のシュクリニアルの後釜を確保したい所ですが、財政は引き続き困難な状況であり、大型補強は果たせそうにはありません。
そんな中でもコレアとメンフィスのトレードが報じられる等ニュースはちらほら聞きますが何よりも大切なのは近年ややマンネリ化してきたレギュラークラスを脅かす存在の出現。その為にはアスラニ、ゴゼンス、ベッラノーヴァ等現有戦力の奮起が不可欠となっており、新たな選手の台頭が待たれる所です。
スーペルコッパでもライバルミランに完勝し、問題だらけの前半戦からの復調は感じられるインテル。後半の巻き返しに期待です。
では
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