コパデルレイでは大敗を喫しリーグ戦も不安定が続くアトレティコと、年明けから何と13連勝無敗と波に乗るインテル。1stレグもインテルが強かさを見せ勝利した為、アトレティコが無類の強さを見せるホームの声援を背にどこまで戦えるか注目です。
ということで先日行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコマドリードvsインテルの感想です。
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前半
アトレティコは守備5-4-1の3-5-2、対するインテルは守備5-3-2の3-5-2を採用していました。
試合はアトレティコが激しい迎撃守備からのショートカウンターで攻勢を仕掛けていくと、インテルはバレッラ、チャルハノールが降りてきて上手く3センターバックと入れ替わりながらビルドアップを行います。しかしアトレティコはリーノの突破などでチャンスを作るもののパスミスが目立ち、インテルはセンターバックの攻め上がりが抑えられ、ライン間にいて欲しいバレッラが低い位置のビルドアップに参加しているので危険な所にボールを送り込む事が出来ず共に中々決定機を作れません。
それでもモラタのヘッドがゴールを強襲する等アトレティコがチャンスを作っていくも、インテルはハーフスペースへ飛び出しボールを受けるとマイナスのパス。そこにインナーラップを仕掛けていたディマルコが押し込みアウェーのインテルが先制点を挙げます。
しかしその直後コケのスルーパスをインテル守備陣がクリアしそこなうと、背後に抜け出したグリーズマンが流し込み即座に同点に追いつきます。
そしてそのまま同点で前半を終えることとなります。
後半
後半息を吹き返したアトレティコが果敢にゴールを狙っていくも、インテルはある程度構えて来たことから中々突破口を見つけることが出来ず、グリーズマンのシュートもゾマーの好セーブに阻まれ得点には至りません。
それでもアトレティコはコレア、メンフィスを投入し3トップに変更すると足元に秀でた選手達でサイドで揺さぶり、インテルの選手のスタミナを徐々に削っていきます。
するとこのまま試合終了となりそうな87分にコケの縦パスを受けたメンフィスが半身でボールを受けると素晴らしいターンから右足を振り抜き、土壇場でアトレティコがスコアをタイに戻す事に。試合は延長にもつれ込んでいきます。
延長・PK
延長戦は共にアグレッシブに振舞った事で打ち合いに。それでもアトレティコはリケルメ、コレア、インテルはテュラム、チャルハノールが決定機を迎えるも得点には至らずPK戦に。
そしてPK戦ではオブラクがサンチェス、クラーセンのシュートを阻み、ゾマーがサウールのシュートを阻む等素晴らしい活躍を見せますが、5人目のラウタロ・マルティネスのシュートはクロスバーを大きく外れ試合終了。
アトレティコが2シーズンぶりの準々決勝進出を果たしました。
総評
アトレティコは前回散々やられたセンターバックの攻め上がりやライン間に侵入した選手への対応など、素晴らしい修正を行い見事に勝利。シメオネ監督の周到な準備が実を結ぶことになりました。
そんな中素晴らしかったのはメンフィスとオブラク。メンフィスは絶体絶命の中素晴らしいフィニッシュで見事な逆転弾を放ち、その後も攻撃陣を引率。そしてオブラクは安定したセービングで試合を引き締めると、PK戦では2本をストップ。この試合の勝利の立役者と言えます。
対するインテルは見事な対策を立てられながらもポジションチェンジで揺さぶり先制点を挙げるも、その後はやや受け身になりアトレティコの揺さぶりに耐え切れずトータルスコアで並ばれる事に。そしてPK戦ではエスタディオ・メトロポリターノの雰囲気に飲み込まれたのか3人が失敗と、昨シーズンのリベンジとはなりませんでした。
それでもゾマーは素晴らしいセーブでチームを鼓舞すると、バレッラは異常とも言える運動量で好守に躍動しました。
指揮官の周到な準備とスタジアムの大歓声を背に見事優勝候補を破ったアトレティコ。今後の戦いにも注目です。
では
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