今回はインテル所属のマルクス・テュラム選手について書いていきたいと思います。
経歴
マルクス・テュラム選手はパルマやユベントスで活躍したリリアン・テュラム選手の長男として生まれ、ソショー(フランス)のアカデミーで力を磨き、2015年にトップチームデビューを果たします。
その後2017年にリーグアンのギャンガンに移籍。2018-2019シーズンにリーグ戦9ゴールを記録するもチームはリーグドゥに降格することになり、ドイツの名門ボルシアMGに移籍します。
ドイツでは加入初年度からリーグ戦10ゴールを記録する等中心選手として活躍。途中移籍問題やチームの不振、そして怪我により数字を落とす時期はあったものの昨シーズンはチームが迷走している中、キャリアハイとなるリーグ戦13ゴールを記録。
翌シーズンにフリーでルカクの後釜を探していたインテルに移籍することになります。
そして自身が生まれた国で、ラウタロ・マルティネスとの相性の良さもありその高いポテンシャルが開花し、ここまでリーグ戦10ゴール7アシストを記録。スクデットとチャンピオンズリーグ2冠を狙うインテルに不可欠な存在となっています。
①高いフィジカルと推進力
テュラム選手の特長は「高いフィジカルと推進力」です。
192㎝88㎏と恵まれた体格をしており、そのフィジカルを生かしたパワフルなプレーを持ち味としています。
特にその巨体に似合わないスピードと推進力が持ち味で、そのフィジカルを生かした突破は驚異そのもの。またロングスプリントを生かしたカウンターの仕上げ役だけでなく、ウイングでも機能する利便性も持ち合わせています。
また効果的なポストプレーは出来てはいないもののラフなボールを収めるキープ力は秀逸で、起点としても計算出来るのも強み。今後磨いてくると大きな武器になりそうです。
②オフザボールのムラの多さ
ただこれ程高いポテンシャルを持ちながらも得点が伸びないのは「オフザボールのムラの多さ」にあり、得点チャンスで良いポジションを取れていないとかスペースに飛び込んでいない場面が度々見受けられます。
元々足元でボールを欲しがる傾向があり、それが上手く相手のブラインドになる場面もあるものの、今後世界屈指の選手になる為にはよりオフザボールを鍛える必要はあるかと思います。
③理想的なパートナーを得て
ただそのプレースタイルを逆に利用し得点量産をしたのがラウタロ・マルティネス。テュラム選手が引き付け生まれたスペースを上手く使いフィニッシュに専念する環境が整い、ここまでセリエA単独首位となるゴールを記録しています。
またスペースメイクが上手いラウタロを抑えようとすると、テュラム選手が侵入するスペースが生まれることに。自身が苦手なスペースの使い方・作り方が上手い理想的なパートナーを得て、自身も輝きを放つことが出来ています。
今後は前述したようにいかにオフザボールを磨けるか、その課題を克服すればかつてセリエAを席巻したラウカク以上のコンビが生まれそうです。
因みにフランス代表では2020年に初招集されたもののポジションを争うのは「絶対的エース」エンバぺ。その為現時点ではセンターフォワードでジルー、コロ・ムアニとポジション争いを繰り広げている状況です。
偉大なる父とは真逆とも言えるポジションで輝くテュラム選手。今後のプレーにも注目です。
では
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