きちのうすめ雑記

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ワードで楽しむプロ野球~飛ばないボール~【プロ野球】

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今回はプロ野球でよく出ているワードについて書いていきます。


12回目は「飛ばないボール」です。



①悪しき意味で有名な「加藤球」

野球というスポーツにおいて「ボール」というのは最も重要な道具であり、その質によって大きく試合展開が変わってきます。

100試合以上を行う行うプロ野球においては特に影響しており、過去にラビットボール(1948年~1950年)、1978年~1980年、2000年代前半の「飛ぶボール」の採用により本塁打数の激増等、様々な現象が起こり議論が起こり改善されていましたが、近年最も話題になったのは2011年と2012年に使用された統一球問題でしょう。

球団ごとに異なるボールが使われていたことや国際大会に採用するボールに近づくために採用されたミズノの統一球ですが、この球は実際近づけようとしたメジャーの球よりも「飛ばない」仕様であり、結果本塁打激減。多くのパワーヒッターがその低反発急に苦しみ、中には一人の打者がチームの本塁打数を上回る事に(西武の中村選手>ロッテのチーム本塁打数)。極端な投高打低の時代がいきなり訪れる事となりました。

問題なのは当時は頑なにNPB側がボールの問題にしなかった事であり、結果2013年にNPBはボールの反発係数が基準値以下であったことが発覚。当時のコミッショナーが辞任に追い込まれる出来事になりました。

そのコミッショナーの名字を取って悪しき意味で有名な「加藤球」の登場で、「飛ぶor飛ばないボール」の議論はそれ以降毎年のように起こるようになっており、紙面を賑やかせています。

 

②現場からも次々と

そして今年も開幕当初から極端な投高打低が続き、ホームランが激減。この兆候は投手が元気であり野手が温まっていない春先によくある現象ではありますが、現場からも次々とボールが「飛ばない」コメントが続出。

特に「令和の三冠王」村上選手が「打球速度と飛距離がちょっと比例していない」とコメントしたことから大きな話題となり、「飛ばないボール」がトレンドに

すると4月の後半あたりから本塁打が出始めて現在はその傾向は無くなるものの、次はボールをシーズン中に「交換」したのではないかという疑惑が浮上。同時に販売元のミズノのオンラインショップではその騒動後一時的に購入できない状況に。このことについて現在もNPBから詳しい情報が出ていない為、多くの憶測を呼んでいます。

 

③投手のレベルアップも大いに影響

しかしその傾向は2020年辺りから見られており、打者の3割越えが減少し1点台の防御率の先発投手が徐々に増加。昨シーズンに関してはセリーグの3割打者は3人、パリーグの3割打者は僅か2人となっています。

その要因になったのはやはり投手陣のレベルアップWBCでも猛威を振るったように投手の技術のレベルアップが進んできたことにより日本の投手陣は世界から見てもかなり高くなっており、メジャーで活躍している山本投手、今永投手は勿論の事、中継ぎ陣も常時150kmのストレートと決め球を駆使しており、今やメジャーの3Aレベルの選手では相当な技術と対応力を見せないと通用しないレベルになっています。

その為急に変わった2011年とは違い今回は単に現在の状況が進んでいるだけだと思われ、恐らく今シーズンも昨シーズンと同様の打撃成績に収まりそうです。

それでも前述した「加藤球」の際のNPBの隠蔽体質もあり、ファンだけではなく選手内でも不信感は高まっているだけに、きちんとした説明は必要かと思います。

 

選手生命をも脅かすこのボール問題。選手からも不満が挙がっているだけに、NPBがより透明性を示す必要性があるでしょう。

 

では

 

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