今回は主要欧州リーグの2023～2024シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
9回目は「アーセナル」です。
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基本フォーメーション
①指揮官による戦術の「暴走」
昨シーズン優勝まであと一歩の所まで進みながら惜しくも2位で終わったアーセナルは的確な補強を行い悲願の優勝を目標にシーズンを迎えましたが、開幕から不安定な戦いに終始。その原因はアルテタ監督の戦術にあり、ポジションチェンジを多用することで相手を混乱に陥れようとするも自軍の選手達が得意なポジションでプレー出来ないことで逆に良さを消してしまう事に。
特にマルティネッリやサカという昨シーズンの得点源だった選手がフィニッシュに絡めず本来崩しの役割である選手がフィニッシュワークを行わざるを得ない状況になる等、チャンスに対してゴールは増えず勝ち切れない試合が増加。
現状まだリーグでは首位戦線には留まりチャンピオンズリーグでも無事グループリーグ突破を果たす等、結果は残しているも指揮官による戦術の「暴走」により勝ち点を取りこぼした試合が多い印象がありました。
②圧巻の守備強度と勝負強さ
そんな中存在感が光ったのはライス。ビルドアップでは降り過ぎて攻撃の停滞の原因は作っていたものの、圧巻の守備強度でピンチの芽を摘み大きく貢献。さらにマンチェスターユナイテッド戦では逆転弾、ルートン戦ではアディショナルタイムに決勝弾を叩き込む等勝負強さも光りチームの中心に。
またサリバが怪我人続出だった最終ラインの中、ただ一人全試合にフル出場。味方へ指示するリーダー的要素も徐々に出てきており絶大な存在感を示しています。
③センターフォワードの強化よりも
今冬の移籍市場の動きは単純なスコアラー不足によるセンターフォワード探しに今の所動いており、トニー（ブレントフォード）を最有力候補として動いています。
しかしその決定力不足は前述した戦術の影響であり、実際より昨シーズンのような戦い方を行えたクリスタルパレス戦では5-0の圧勝を果たしており、何人かの選手を売ってまで獲得するようなポジションではありません。
むしろ重要なのはサイドバックで、ティンバーが今シーズン絶望の怪我、冨安も怪我がちで現在アジアカップで離脱。現状ホワイトとジンチェンコはいるものの、ここまで物足りないプレーに終始しているキヴィオル、構想外のセドリクと頭数が足りない状況となっています。
現状ローマのスピナッツォーラ等がリストアップされていますがチームのコンセプトに合いそうな選手ではない（ウインガータイプの選手です。）ので引き続き調査を進めていきたい所です。
悲願達成の為にはいかに早く上手くいっていた昨シーズンの戦いに戻していけるか、指揮官の判断に注目です。
では
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