前節自滅と相手の術中に嵌り、敗戦を喫した日本。この試合は引き分けでもグループリーグ突破となりますが、再び自身達のリズムを取り戻す意味でも絶対に勝利したい所です。
ということで先日行われたアジアカップグループD、日本vsインドネシアの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン＆結果
前半
日本は守備4-1-4-1の4-3-3、対するインドネシアは5-4-1を採用していました。
試合は日本がボールを保持する展開になり、右サイドの連携から抜け出した上田がペナルティエリアで倒されPKを獲得。これをきっちり決め早々に先制点を奪います。
その後も日本はコンパクトな布陣からのカウンタープレスが機能してインドネシアを押し込む事に。攻撃も冨安の持ち運びやパスワーク、毎熊の絶妙なポジショニングと攻撃参加で右サイドを支配してくと、左も旗手が高い位置で相手を引き付けることで中村のスペースを生み出し、久保、毎熊の連携からのパスからポスト直撃弾を放つ等優勢に試合を進めます。
それでも久保がややボールを欲しがり頻繁に下がる等若干空回り気味になりチャレンジが多いことからのミスもあり、得点には至らず前半を終えます。
後半
それでも後半早々に大外からの堂安のグラウンダーのクロスを上田がきっちり詰め追加点を決め、その後も堂安の1対1等決定的なチャンスを作っていくなどインドネシアを再び押し込んでいきます。
そして日本は選手交代を行っていくと途中出場した伊東からの折り返しを上田が押し込み追加点（記録はオウンゴール）。試合を決めにかかっていきますが、後半ロスタイムにロングスローのこぼれ球を押し込まれ失点。クリーンシート達成とはいかなかったものの選手の質の差を見せつけ完勝。決勝トーナメント進出を見せました。
総評
日本代表はレギュラーを8人入れ替え、ポジションもしっかりと得意な場所に当てはめ完勝。改めてきちんと適材適所に配置するとしっかり質を見せてくれたのは流石と言えます。
そんな中でも素晴らしい活躍を見せてくれたのは冨安。守備ではラインをコンパクトに維持、対人でも相手1トップを完封すると、攻撃面でもマークを剥がしきってのパス、持ち運んで相手を引き付けてのパス等様々な工夫を的確に判断して選択。絶大な存在感を放ちました。
また毎熊は抜群のポジショニングと攻撃参加で右サイドを活性化。インサイドハーフで巧みな判断力と仕掛けでチャンスを作った旗手と共に勝利の立役者となりました。
ただ気になるのは冨安がベンチに下がった後にドタバタして失点を喫したように、選手によってのふり幅が非常に大きい所で、こればかりは選手の個に依存しきっている以上解消できない問題なので、彼らが怪我をしないことを願っています。
ただインドネシアも結果的に崩されたものの、しっかりした守備組織とロングスローによる攻撃に徹する等日本対策をしっかり行っていたことは事実。今後も苦しい戦いは続きそうです。
改めて選手の質の高さを見せた日本代表。決勝トーナメントに向けた選手達の配置も固まってきそうなので（このメンバーから伊藤洋、板倉、守田、伊東を加えたメンバーだと思われます。）、今後の戦いも注目です。
では
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