今回は先日決定したセリーグベストナイン、GG賞、新人王について書いていきたいと思います。
投手 東 克樹投手（DeNA）初
捕手 大城 卓三選手（巨人）3年ぶり2度目
遊撃手 木浪 聖也選手（阪神）初
外野手 西川 龍馬選手（広島）2年ぶり2度目
外野手 近本 光司選手（阪神）3年連続3度目
外野手 岡林 勇希選手（中日）2年連続2度目
GG賞
投手 東 克樹投手（DeNA）初
捕手 坂本 誠志郎選手（阪神）初
遊撃手 木浪 聖也選手（阪神）初
外野手 桑原 将志選手（DeNA）6年ぶり2度目
外野手 岡林 勇希選手（中日）2年連続2回目
外野手 近本 光司選手（阪神）3年連続3回目
新人王
村上 頌樹投手（阪神）
①最多得票数の2冠
今回阪神でベストナインに選ばれたのは3人と昨シーズンと同数に。ただ近本選手は外野手としてベストナイン、ゴールデングラブ賞をダブル受賞したわけですが、得票数もどちらも最多と圧倒的な内容に。
対抗馬になりそうな丸選手（巨人）、塩見選手（ヤクルト）、佐野選手（DeNA）が不振や怪我に悩まされていたことで票が集まったのもありますが（特にベストナイン）、それでも安定したパフォーマンスを続け、尚且つ年々数字を上げ連続受賞を果たしている現状には頭が下がる思いです。
ただ遊撃手は巨人の坂本選手（.288 22本 60打点）が獲得するものと思っていたので木浪選手の受賞は意外でしたが（優勝補正や勝負強さを評価されたのでしょうか）、ファンとしては嬉しいです。
②「守備難」は今や昔
一方ゴールデングラブ賞では球団史上最多となる5名が選出。
今シーズンもリーグ最多のエラー数を記録しながら（最多は佐藤輝選手の20）もそれ以上に「相手に塁を進ませない」という意識が強く、取った併殺打はリーグ最多。またポジションの固定もあり、昨シーズンまで何度も見てきたイージーミスは極端に減り数字には見えない堅守を誇りました。
来シーズンは中野選手がコンバート2年目に入り（今年は巨人の吉川選手が受賞するものだと思っていました。）、佐藤輝選手もしっかり鍛えればより強固になる事は想像出来、守備で守り勝つ姿が増えることを願っています。
③7年ぶりの「王」
そして新人王は村上投手が受賞。これまで新人特別賞は5人が受賞（19年近本選手、21年佐藤輝選手、伊藤将投手、中野選手、22年湯浅投手）していたものの「王」には届かない時期が続きましたが2016年の高山選手以来7年ぶりに誕生することになりました。
また村上投手はセリーグ史上初のMVPと新人王同時受賞を達成。大躍進の年となりました。
そして2020年のドラフト会議で入団した選手は僅か3年で2人のタイトルホルダー、4人の新人王、新人特別賞受賞者を輩出。逆指名廃止後では球史に残る超当たり年のドラフトとなっています。
④ユーティリティー枠の増設を
しかしこの二つの賞に本塁打王を獲得した岡本選手の名前が無いのは凄く違和感があります。
その大きな原因となっているのは流動的な守備位置。一塁、三塁、左翼手と出場ポジションが分散されており、票も割れることに。来年からは1塁に固定されるとのことなのでこの二つの賞に関しては問題ないですが、今後もこのような事例は起こると思われます。
そんな中で提案したいのはユーティリティー枠の増設。2022年からメジャーでもゴールドグラブ賞の枠に追加されており、NPBでも将来的な導入が期待されます。
またベストナインでも同じような枠の導入が期待され、毎年は無くても特別賞は設けてもいいかと思います。
あとは毎年議論になっている記者投票ですが今回は別枠にしています、、、。
兎にも角にも受賞者の皆さん、本当におめでとうございます。
では
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