今回はクライマックスシリーズ、阪神タイガースvsDeNA戦の感想を書いていきたいと思います。
①繋ぎの意識、積極走塁、そして鉄壁投手陣で勝利
先発は青柳投手。試合は大方の予想通りDeNA先発の今永投手との投げ合いとなり、3回の2アウト1、3塁のチャンスも得点を入れられずにいます。
それでも5回、青柳投手のヒットからランナーを出すと、中野選手が繋ぎ、代打マルテ選手の驚異的な粘りからの四球から満塁のチャンスを作ると、近本選手の2点タイムリーで先制点を挙げます。
青柳投手はその裏2アウト2塁のピンチを迎えるも抑えると、6回無失点の好投でマウンドを降ります。
そしてここからはチームが誇る強力中継ぎ陣の出番で、岩貞投手がワンポイントで楠本選手を抑えると、浜地投手が回を締めくくる投球を披露。そして岩崎投手はエラーもあったものの二人を抑えると、最後は湯浅投手が回跨ぎを圧巻の投球で抑えて試合終了。
繋ぎの意識、積極走塁、そして鉄壁投手陣で勝利。チームの良さが存分に出た試合となりました。
②打線が全く元気な所がなく逆王手を掛けられる
先発は伊藤将投手。4回までDeNA先発大貫投手との投手戦が繰り広げられますが、5回ノーアウト2、3塁のピンチを迎えると、大和選手にタイムリーを打たれ先制点を許します。
その後打線は7回に1アウト3塁のチャンスを迎えるも近本、大山選手は凡退。その後チャンスを作ることなく打線はたった2安打、14三振(セリーグでのクライマックスワースト記録)に終わりそのまま試合終了。
打線が全く元気な所がなく逆王手を掛けられることとなりました。
③若き守護神
運命の1戦、先発は才木投手。初回、2回と打線はいずれも1アウト2塁のチャンスを作るも点を奪えずにいると、2回宮崎選手に一発を浴び先制点を許します。
さらに3回エラーも絡み1アウト2、3塁のピンチを迎えると、才木投手のワイルドピッチで2点目を失います。
そのまま2戦目と同様ズルズルと行きそうでしたが流れを変えたのは佐藤輝選手。滞空時間の長いチーム初の一発で1点を返します。さらに6回に北条選手のツーベースでノーアウト2塁のチャンスを作ると、近本選手のタイムリーツーベースで同点。さらに原口選手のタイムリーで逆転を果たします。
投げれば2番手浜地投手が見事に火消し、岩貞投手、西純投手と繋ぎ8回途中からは若き守護神湯浅投手。9回に1アウト満塁のピンチを迎えるも矢野監督直々の激励もあり、代打の藤田選手を併殺打に打ち取り試合終了。
見事に勝利を挙げヤクルトの待つクライマックスファイナルステージに進出することになりました。
総評
正直乱打戦にはならないとは思ったものの、ここまで3戦とも接戦になるとは思いませんでした。特に3戦目は9回1アウト満塁と絶体絶命のピンチになりながらも抑えるというどちらに転んでもおかしくはない状況での勝利であったので、本当に紙一重であるというとこをひしひしと感じました。そしてこのような素晴らしい試合を見せてくれた両チームに心から感謝しています。
投手ではやはり初戦を見事に勝ち取った青柳投手、そしてプレッシャーの中慣れない中継ぎ登板を見事にこなした西純投手。そしてこのシリーズで守護神に抜擢された湯浅投手の頑張りが特に目立っており、短期決戦用の布陣は整ったと言えるでしょう。
そして打線では中野選手、近本選手の好調が目立ち、特に後者は勝利の立役者となる3打点を記録。また原口選手は3戦目に逆転タイムリーを放ち勝負強さを証明しました。
そんな中待たれるのは未だノーヒットの大山選手の復調。次の試合も中1日と調子を取り戻すには厳しい日程ですが、ヤクルト戦に勝つには彼の活躍が不可欠。何とか1本出してきっかけを作っていきたい所です。
次はシーズン覇者のヤクルト戦。もはや失うものがない今(借金持ちでこのシリーズを勝ち抜けたチームは過去ありません。)、精一杯のプレーを見せて欲しいです。
では
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