前節アーセナルがRCランスに逆転負けを喫した事で混戦模様になってきたグループB、セビージャはディエゴ・アロンソ新監督が初のCL挑戦となる為、どこまでホームを利を生かして戦っていけるか楽しみです。
ということで先日行われたチャンピオンズリーググループリーグ3節、セビージャvsアーセナルの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン＆結果
前半
セビージャは守備4-4-1-1の4-2-3-1、対するアーセナルは守備4-4-1-1の4-3-3を採用していました。
試合は初めは主導権争いが繰り広げられたものの、アーセナルが次第にボールを保持。ライスの動きに合わせ巧みにポジションチェンジを行う冨安の存在もあり左サイドを中心にチャンスを作っていきます。
対するセビージャもセルヒオ・ラモスのサイドチェンジやショートカウンターからのサイド攻撃で攻勢をかけていきますが、両チームとも決定機には至らず試合は膠着状態になります。
そのまま前半が終わるかと思われましたがアディショナルタイムにクリアボールを拾ったジェズスの素晴らしいターンからのパスに、反応したマルティネッリが抜け出しゴールに独走。冷静にゴールに流し込み先制点を挙げた状態で前半を終えます。
後半
後半に入っても前半の勢いそのままにアーセナルが押し込むと、サイドでボールを持ったジェズスがペナルティエリアにカットインするとそのまま右足を振り抜くスーパーゴールを叩き込み2点差に。
アーセナルが大きなアドバンテージを得るもその直後にコーナーキックからグデリが頭で合わせすかさず1点差に。その後セビージャが彼の鼓舞に呼応するように勢いを増し交代したマリアーノ、エンネシリがゴールに強襲するシュートを放つ等流れが傾いていきます。
それでもアーセナルはキヴィオルを投入し5バック化しセビージャのクロス攻勢を上手く受け流してそのまま試合は終了。
アーセナルがアウェーで会心の勝利を挙げ、グループリーグ首位に躍り出ました。
総評
セビージャは最も切り替えが難しい大事な時間帯に失点、1点差に迫るも追いつけずに敗戦と悔しい黒星となりました。
ジェズスのスーパープレー二つでの失点だったので守備は致し方ない部分はあるものの問題は攻撃面。丁寧に繋ぐ意識は悪いことではないですが相手守備に苦しめられ本来の目的であるボールを前進には中々至らず停滞。セルヒオ・ラモスのフィード力、そしてエンネシリの高さを考えても時折ロングボールを交えてもいいかと思いますので勝利の為にも使い分けが必要になってくるでしょう。
一方アーセナルは前節の逆転負けがかなりショッキングだっただけに見事な立て直しを見せたと言えます。
特に冨安は攻守においてのポジショニングが完璧で左サイドを活性化。プレッシャーの強いライン間でのプレーも卒なくこなす素晴らしい働きを披露し、圧巻の個人技を見せたジェズスと共に勝利に立役者となりました。
プレミアリーグでのチェルシー戦を見てもわかるように、現状ライスの自由なポジショニングに合わせて立ち位置を変えられる唯一の左サイドバックなので、今後スタメンでの起用が増えることを願っています。
大事な時間帯に得点を挙げ勝利しやや混戦模様の中抜け出したアーセナル。今後の戦いにも注目です。
では
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