今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
2回目は「フィオレンティーナ」です。
主な布陣&選手
①中盤の構成力の強化とストライカー探し
昨シーズンセリエAでは8位だったもののコッパ・イタリア、カンファレンスリーグで決勝進出を果たしたフィオレンティーナですが、いずれの決勝も敗北と悔し過ぎる結果となりました。
それを踏まえてかオフは移籍を志願したアムラバト(移籍市場最終日にマンチェスターユナイテッドにレンタル移籍)の後釜にアルトゥール、マキシム・ロペスと中盤の構成力を高める補強を展開。
さらに昨シーズン二桁得点が一人もいないセンターフォワードにスペツィアで13ゴールを挙げたエンゾラ、リーベル・プレートで売り出し中だったベルトランを補強。ヴラホビッチ以降不発続きのストライカー探しに動くこととなりました。
②圧倒的な存在感を見せる二人の名手
そんな中シーズンが開幕しましたが、チームは初戦のジェノアに大勝。3節のインテル戦では完敗を喫するも、その後のアタランタ戦では壮絶な打ち合いの末勝利すると8節のナポリ戦では3-1と完勝し上位に位置しています。
そんな中存在感を見せるのはボナベントゥーラとルーカス・マルティネス・クアルタ。前者はトップ下で攻撃陣を巧みにリードしつつ決定力の高さを見せ4ゴールを記録。チーム最多得点を挙げているニコラス・ゴンザレスと共に攻撃陣をリードしています。
そして後者は昨シーズン見せたムラッ気が無くなりディフェンスリーダーとして素晴らしい働きを披露。的確な判断力によるカバーリングと起点になれるビルドアップ能力、さらにここまで2得点を挙げる等攻守において存在感を放っています。
圧倒的な存在感を見せる二人の名手の活躍がチームの好調を支えています。
③今シーズンも攻守のバランス取りには苦労しそう
ただ肝心のストライカーのゴール数はエンゾラが1得点、ベルトランに関しては未だノーゴールと機能しているとは言い難いです。
またイタリアーノ監督のハイリスクな戦い方は相変わらずで、カンファレンスリーグでの2試合ではいずれもスリリングな試合展開でいずれも引き分けと安定感とは程遠い戦いを繰り広げています。
昨シーズンはボナベントゥーラを度々外し攻守のバランスを整えたものの、今シーズンの調子を見ると外しにくく現状の守備強度はダンカンやマンドラゴラの奮闘に支えられており、今シーズンも攻守のバランス取りには苦労しそうです。
それでも嵌った時の爆発力は確かで、今後はいかにストライカー上手くチームに組み込んで攻守のバランスを整えていくのかがカギとなりそうです。
イタリアーノ監督が指揮し中位からの脱却は果たしたフィオレンティーナ。今後どのように常に上位に位置する7チーム(ナポリ、インテル、ミラン、ユベントス、ラツィオ、ローマ、アタランタ)に食い込んでいけるか、注目です。
では
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