昨シーズン共に苦しいシーズンを過ごした両チーム。また6試合連続90分で決着が付いていないカードでもあるので非常に見ごたえのある開幕試合となりそうです。
ということで先日行われたプレミアリーグ第1節、チェルシーvsリヴァプールの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン&結果
前半
チェルシーはチルウェル、チュクエメカが中盤の守備に入る守備4-4-2の3-4-3、対するリヴァプールは4-3-3を採用していました。
試合はチェルシーがギャラガーがアンカーとして振舞い、3バックからの配球でボールを保持しますが、リヴァプールも3センターの強度の高いプレスからのカウンターで応戦。サラーのシュートがクロスバーに阻まれる等チャンスを作っています。
するとチェルシーの守備が整う前にサラーが低弾道のクロスを送り込むとルイス・ディアスが合わせリヴァプールが先制点を挙げます。
その後リヴァプールは流れを掴みサラーがゴールしますが惜しくもオフサイド。追加点を挙げられずにいます。
するとコーナーキックの流れからチルウェルが頭で流したボールをディサシが上手く足で合わせてゴール。チェルシーが同点に追いつくと立て続けにエンソのパスに反応したチルウェルがゴールを挙げ逆転かと思われましたが惜しくもオフサイド。
同点のまま前半を終えます。
後半
後半も前半同様強度の高い攻防が繰り広げられ、チェルシーが右サイドで作り左サイドで仕留める攻撃、リヴァプールがショートカウンターでチャンスを作り続けます。
しかし徐々にチェルシーが押し込み始めると、リヴァプールはカーティス・ジョーンズ、ダルウィン・ヌニェスを投入。打開を試みるも中々流れは引き寄せられずにいるもアリソンのビッグセーブや守備陣の寸前のクリアもあり逆転を許さず、ヌニェスのシュート等でチェルシーゴールを強襲します。
対するチェルシーもムドリク、グスト等を投入し逆転を試みるもムドリクが作ったチャンスはマック・アリスターの寸前のクリアもあり得点ならず、そのまま試合は終了。
これでこのカード7試合連続の引き分けに終わるものの両チーム共に手ごたえのある内容となりました。
総評
チェルシーは強度の高さとダイナニズムも併せて、ポチェッティーノ監督の下まるで違うチームに生まれ変わったと言えます。特に守備面では連動した守備を行うことが出来ており強度も十分(スターリングは気になりますが、、、)。監督の哲学が早くも浸透しつつあり大崩れする可能性は低いと言えます。
そんな中躍動したのは両ウイングバック。リース・ジェームズ、チルウェルは自身の良さを存分に発揮。チームの生命線とも言えるポジションなだけに昨シーズン殆ど稼働できなかった悔しさを晴らすシーズンにして欲しいです。
一方リヴァプールは3バックへのプレスをかけない前線の守備方法は気になったものの、昨シーズン巻き返しの要因となったアーノルドシステムに磨きをかけ期待の残る出来に。アーノルド自身のパフォーマンスも良く守備面でもカバーリングにも勤しんでいたのでこの調子を続けて欲しいです。
この試合輝いたのはルイス・ディアス。切れ味の鋭いドリブルと共有力の高い連携で攻撃の中心に。プレシーズンからの好調を維持し昨シーズン怪我で試合に出られなかった鬱憤を晴らす活躍を果たしています。
ただ両チームともブロックを組んだ際の中盤のフィルター面に不安を残すと言う面では共通しており、カイセド、ラヴィアダービーと言われているのも頷けます。(後にカイセドがチェルシー移籍濃厚となっています。)
開幕戦から素晴らしいサッカーを展開した両チーム。復活の足掛かりを確かに掴んだといってもいいでしょう。
では
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