※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「死神代行消失篇」の「XCUTION」について書いていきます。
①大人びた皮肉屋
まずは「雪緒・ハンス・フォラルルベルナ」です。
黒い帽子とコートを身に纏った金髪の少年で、「XCUTION」の会員番号005番です。
大人びた皮肉屋な性格でリルカとはいつも口喧嘩をしていますが、年相応の無邪気さも出すこともあります。
ただ実家は大企業であるものの親から捨てられ、その腹いせに父親の金を自分名義のものにして会社を倒産させ自殺に追い込んだ過去があり、本質的には倫理観や仲間意識といった感覚が希薄な歪んだ人物となってしまっています。
「あんたたちがそのことに思い至らないのは ぼくのことを対等の人間だと思っていないからだ」
完現術は「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」。常時手にしている携帯ゲーム機から発生させた空間で相手を覆いまるでゲームマスターのように自由にコントロールする能力で、討伐に来た死神たちとの戦いでは各個に舞台を用意します。
そして自身も冬獅郎と交戦するものの、彼に自身の苦悩を見抜かれパニックに陥り、隙を突かれ氷漬けにされ敗北。その後冬獅郎に生かされ、心境の変化があったのか社会のはみ出し者となってしまった完現術者達の居場所を作る為の会社設立を宣言します。
「3年だ…3年の間に会社を大きくしてみんなを僕の下で働かせてあげる どうせみんな僕のお金が無いと生きられない不適合者(ミスフィッツ)なんだから」
②時の神との契約
次は「沓澤ギリコ」です。
常に眼帯をしている執事風の男性で、物腰を崩さず至って寡黙かつ紳士的な言動を行っていますが、時折見せる目的への執着はメンバーの中では抜きん出て高く結果の為には冷徹漢にも徹する野心と非情さも持ち併せています。
完現術は「タイム・テルズ・ノー・ライズ」。時の神との契約により対象に戦闘能力の付加等や様々な制約を設ける能力で、一護の修行では
・ブタ肉さんに「15分以内に完現術の発現が認められなかった場合"狂獣モード"が発動する」
・ドールハウスに「中に入った生物は"30分の間生存できれば"外に出る事が出来る」
制約を欠け、その能力の応用の広さを披露しました。
ただ一度仕掛けたらタイマーは術者本人でも解除することは出来ず、無理にでも条件を破った場合は「時の炎」で焼き尽くされるデメリットがあり、過去彼は「視線で妻を殺そうと試みる」ものの、直前で躊躇い片目を失っています。
「努々軽んじる事 勿なかれ。時の力に手を染めるとは斯かくも怖ろしき事なのです」
作中では一護の力を分け与えられ、性格が傲岸不遜で直情的かつ野蛮で好戦的なものに豹変するものの、相手はあの更木剣八、、、。
散々御託を並べるも一刀両断され死亡することになります。
「どうです 私の「タイム・テルズ・ノー・ライズ」はこんな事もできるのです!! 時の神との契約は条件が単純であればある程、絶大な力を発揮する1! 今の契約はこの上なく単純な"力の強化"!! 今の私は何者よりも強大な ちから"っ」
③汚れれば汚れるほど
最後は「ジャッキー・トリスタン」です。
カーゴパンツを穿いているショートカットの女性。冷静に周りのことを見る姉御肌な性格をしており、一護が完現術を鍛えるための特訓の相手を務め、彼に多くのアドバイスを送っています。
「いつまでスカしてんだてめえは!!!」
完現術は「ダーティ・ブーツ」。ブーツを媒介にした完現術で、「汚れれば汚れるほど」蹴りの威力が倍増する能力を擁しています。しかし彼女自身は完現術が発動したきっかけが弟の死で自身のトラウマの象徴としており、力の喪失を願っています。
作中では藍染との戦いを想定して修行していた恋次と対峙するものの歯が立たず、最後は恋次を助けるため(雪緒の空間から出す為)に自爆。その後も生きてはいたものの完現術は失われてしまいます。
「あたしを助けてくれたのが、あんたみたいなやつなら良かったのに」
戦いの後は雪緒の会社「ワイハンス・エンタープライズ」で働いており、発展途上国の支援をする仕事に就き世界中を飛び回っています。
では
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