今回は主要欧州クラブの2022-2023シーズン総括を書いていきたいと思います。
19回目は「アーセナル」です。
リーグ 勝ち点84 26勝 6分 6敗 88得点 43失点 2位
FAカップ 4回戦敗退
リーグカップ 3回戦敗退
ヨーロッパリーグ ベスト16
基本布陣
①守備陣の軸の離脱による失速が大きく響く
前半戦の19試合を16勝2分1敗と圧倒的な成績で首位を独走していたアーセナルですが、22節エヴァートン戦で敗北を喫すると、続くブレントフォード戦ではまさかの引分。さらに延期されていたシティ戦でも敗北を喫し首位の座を明け渡す等、スタメン固定による一時的な不調に陥っていました。
しかしその後何とか持ち直すも27節終了後サリバ、冨安の長期離脱によりこれまで何とか持ちこたえていた守備陣が決壊。
特にサリバの離脱は大きく、代わりに起用されたホールディング、キヴィオルは不安定さを露呈。30節からの3試合を引分けで終えるとシティとの2ndラウンドに大敗。シティに首位を明け渡すとその後も不安定な戦いを続けそのまま2位でフィニッシュ。
リーグ戦に重きを置いた関係でカップ戦は早期敗退を喫したもののプレミアリーグでは2015-2016シーズン以来の2位。さらに7シーズンぶりのチャンピオンリーグ出場権を得る等、近年では最高となるシーズンとなりましたがやはり目の前まで迫ったプレミアリーグ優勝をのがした喪失感は大きく、守備陣の軸の離脱による失速が大きく響く形となりました。
②世界屈指の司令塔とサイドアタッカーに
そんな中で圧倒的な存在感を示していたのはウーデゴール。昨シーズンと大きく違ったのはその決定力でリーグ戦ではリーグ戦では15ゴールをマーク。さらにチャンスメイクや組み立て、守備でも好パフォーマンスを維持し続け攻守においての大黒柱として君臨しました。
そしてサカは全コンペティション48試合に出場し決定的な仕事を連発。リーグ戦では全試合に出場(内スタメン37試合)し14ゴールを記録するなど崩しの切り札として替えの利かない存在に。
若くして世界屈指の司令塔とサイドアタッカーに成長した2人の活躍はチームの躍進に欠かせないものになりました。
③積極的な強化でリベンジを
そんな中突入したオフでは攻守において魂を感じさせるプレーを見せていたジャカの退団があったものの(レバークーゼンへ)、チェルシーからハヴァーツを獲得。さらにウェストハムの抵抗やシティの横やりはあったもののライスの獲得が決定的に。
また懸念のディフェンスラインにはアヤックスのティンバーの獲得が濃厚と積極的な補強で昨シーズンのリベンジを果たそうとしています。
今後は猛威を振るっているサウジアラビアリーグからの興味が報じられているトーマス、そして怪我は多いものの左サイドバックでも高品質なプレーを見せられる冨安が慰留できればチャンピオンリーグでも十分戦えるスカッドが出来上がる為、新シーズンも同様躍進が期待出来そうです。
躍進を果たすものの何とも悔しいシーズンを過ごしたアーセナル。来シーズンはライバルも力を付けてくることが予想される為、どのような戦いが出来るのか楽しみです。
では
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