今回はマンチェスターユナイテッド所属のダビド・デ・ヘア選手について書いていきたいと思います。
経歴
デ・ヘア選手はアトレティコの下部組織出身で、2009年にアセンホがクラブを離脱した際に控えとしてトップチームに昇格すると、チャンピオンズリーグでGKが負傷した為途中出場でデビューします。その後リーグでもデビューすると、アセンホが不調に陥った為正守護神に添えられます。そしてデ・ヘア選手は驚異的な活躍を披露し、ヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献、そして翌年のUEFAスーパーカップでもPKを止める等活躍しタイトル獲得に貢献しました。翌シーズンも正守護神として君臨し、リーグ戦全試合出場すると数々のビッグクラブが獲得に興味を示し、オフに約1800万€でイングランドのマンチェスターユナイテッドに移籍します。
ユナイテッドでも正守護神として迎え入れられたデ・ヘア選手ですが、プレミア特有のコーナーキックでの当たりの激しさやハイボール処理に課題を残し、度々議論の的となります。しかし課題を克服した2013-2014シーズンからは正守護神として活躍。2015年にはレアルマドリード移籍が寸前まで進むも、FAXが届かなかったとして破談します。
しかしその後も気を取り直し、不振が続くチームにおいて孤軍奮闘の活躍。特にモウリーニョ監督政権においては正に「神がかった」活躍を見せており、脆弱な守備陣を支え自身2度目のヨーロッパリーグ獲得に大きく貢献します。昨シーズンは不調に陥りヘンダーソンにレギュラーを奪われる時期もありましたが、今シーズンは再び神通力が復活。ユナイテッドの「守護神」として活躍しています。
代表では熾烈なポジション争いもありユーロ2016と2018年W杯に出場するにとどまっており現在もサブ扱いですが、この調子を続ければルイス・エンリケ監督も無視できないでしょう。
①神がかったセービング力
デ・ヘア選手の特長は「神がかったセービング力」です。驚異的な反射神経で難しいシュートを次々と止め、予測の難しいリフレクションも止めてしまうセービング力を誇っています。特に当たった時のパフォーマンスは正に「守護神」に相応しく、相手FWはもはやお手上げ状態になってしまします。
また当初課題であったハイボール処理も格段に進歩して安定感があり、ビルドアップもトップクラスとは言えないものの卒なくこなせます。
②引きずりやすい精神面
反面ミスを引きずりやすい性格なのか、不調に陥ると長引く傾向にあります。またパフォーマンスの波も激しく、不調時には見てられないミスを連発してしまいます。
そのせいかクラブ周囲では常に賛否両論が巻き起こり、時には救世主、時には戦犯と評価が極端に分かれる選手でもあります。ビッグクラブ特有のプレッシャーもあるもののこれ程評価が上下落する選手は珍しいと言えます。(年俸がプレミアリーグトップの1950万£であることも関係していると思われます。)
いかに不調に陥った時にメンタル面を安定させるかが今後の課題であると思います。
③今年は「当たり」の年か
今シーズンは感染症の後遺症に苦しんでいるヘンダーソンの代わりに正守護神に復帰すると、目覚ましいパフォーマンスを見せチームの勝利に貢献しています。またウエストハム戦では代表も含めて40本連続で決められていたPKを見事ストップし(しかもキッカーは名手で知られるノーブル)、勝利に大きく貢献しています。
更に直近のCLのビジャレアル戦でも大当たりで、今年は「当たり」の年になりそうです。
「神通力」を取り戻したデ・ヘア選手。今後の活躍にも期待したいです。
では
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