今回は次々とスター選手移籍が決定しているサウジアラビアリーグについて書いていきます。
①これまでも豊富な資金力を生かして
サウジアラビアの一部リーグはサウジ・プロフェッショナルリーグとして1976年に創設(当時はサウジ・プレミアリーグ)。現在は16チームによるホーム&アウェイ総当たり戦を行い1位にはAFCチャンピオンズリーグの本戦、2位には同大会の予選への参加権、下位2チームが自動降格する形となっています。
またこれまでも豊富な資金力を生かして代表選手の大半を保有しており、欧州でも活躍した選手達を助っ人として度々呼び寄せています。
ただこれまではビッグネームと呼ばれる選手は近年主にカタールに移籍しており余り話題に取り上げられることは無かったものの、2023年冬にはクリスティアーノ・ロナウドのアル・ナスル移籍をきっかけにして、今夏にはベンゼマ、カンテがアル・イテハドに移籍が決定。さらにモドリッチやブスケッツ、セルヒオ・ラモスなどが引き続きリストアップされており、今後も大物選手の獲得が続きそうです。
②2030年のW杯招致へのアピール
さらに驚愕なのは彼らの年俸。前述したロナウドは総年俸280億円、ベンゼマは300億、カンテは150億と文字通り「破格」であり、ベテラン選手にとっては非常に魅力的になります。(逆にここまで提示しないと現状来てもらえないとも捉えられますが、、、。)
ただ過去ここまでの待遇で有力選手を迎えた例は無かったのですが、目的として2030年のW杯招致へのアピールが大きく関係していると思われます。
現在サウジアラビアは国を挙げてスポーツ振興に取り組んでおり(VISION2030の一部)、これまでもゴルフやバスケットにも力を入れていきました。そして国内人気ナンバー1とされているサッカーでも2030年W杯開催の候補国となっており、このスター選手達の獲得はその招致への良いアピールと考えているようです。
また政府系ファンド「PIF」(ニューカッスルを買収した所でも有名です。)はアル・ナスル、アル・イテハド、アル・ヒラル、2部のアル・アハリを買収。国家事業としても相当本気で取り組んでいることが分かります。
③アジアの盟主を取り返す動きも
また代表チームも2020年に5億€を投資しアカデミーを新設する等育成世代にも着手。前述したスター選手を取り入れていくことでクラブチーム、代表チーム両方の強化を狙っています。
そもそもサウジアラビアはクラブではAFCチャンピオンズリーグでも計4回優勝、代表でもアジアカップでも3回優勝、W杯でも6回出場しているアジアでも有数の強豪国です。
しかし最近は日本や韓国、カタールやオーストラリアに押されており、先日行われたW杯でもアルゼンチンに金星を挙げるもグループリーグ敗退と悔しい結果となっていました。
そんな中で行われているこの国策は本気でアジアの盟主を取り返す動きといえ、クラブだけでは無く代表チームの今後の動きも気になる所です。
かつて同じような動きを見せた中国の「爆買い」が話題にはなりましたが、結局代表チームの強化には結びつかず先細りすることになりました。しかしこのサウジアラビアの取り組みの本気度は比較にならず、後々アジアだけではなく欧州をも巻き込む可能性は十分あると言えます。
猛威を振るうオイルマネー。今後の動きも注目していきたいです。
では
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