今回は激震のユベントスについて書いていきます。
①絶対王者としての地位を固める
ユベントスは古くから多くの実業家を輩出するアニェッリ家に保有されており、2010年からはアンドレア・アニェッリ氏が会長としてクラブを運営していました。
そしてセリエA9連覇、コッパイタリア5回、チャンピオンズリーグ準優勝2回と輝かしい実績を挙げ、絶対王者としての地位を固める等競技面での成功の他に、
・イタリアで初のクラブ占有のスタジアム(ユベントス・スタジアム)の建設
・クラブのエンブレムを見せ方を重視した「ロゴ」に変化させる
・スーパースターであるクリスティアーノ・ロナウドを獲得する
等従来の手堅いイメージとは離れた戦略を取り周囲を驚かせてきました。
しかしその戦略はクラブのブランディング面でのプラスをもたらす一方残すべき大事な伝統を壊しかねないものでもあり、特に近年はチームの弱体化(補強の失敗)や本来ある勝負強さを見せられずに批判を浴びることとなりました。
②虚偽会計や不正なキャピタルゲイン
そんな中始まった今シーズンはこれまで囁かれていた財政面が更に深刻に。
ポグバ、ディ・マリア等ビッグネームをフリーで獲得するも将来守備陣のリーダーになるであろうデ・リフトをバイエルンに売却。ブレーメルを獲得するもキエーザの完全移籍やこれまで移籍金の分割による負担もあり負債額は記録的な数字となる2億5000万€超と発表され、財政面は火の車に。
さらにクラブは虚偽会計や不正なキャピタルゲイン(資産の売却益)を掛けられトリノ検察の調査を受けることに。そして取締役会の結果新しい組織構築の推奨が最善の利益になると判断し、アニェッリ会長、ネドベド副会長を含む役員全員が一斉に辞任することとなりました。
③最悪2部降格も
ただ上記の疑惑が事実となった場合、最悪2部降格もあり得ます。
近年ではキエーボ(2018)、パレルモ(2019)等が良く似た事例で処分され、前者は36ケ月間の職務停止と共に15ポイントの勝ち点剥奪、後者は最終順位を最下位(セリエCへの降格)とすることを求められました。ただその後前者は勝ち点3ポイントの剥奪と罰金20万ユーロ、後者は勝点20の剥奪に留まり、ユベントスも相当な罪が無い限り勝ち点剥奪に留まることが予想されます。
しかしクラブが進めていた「ブランディング」に大きな傷がついたことは間違いなく、信頼を取り戻すには険しい道が待っているでしょう。
2006年のカルチョ・スキャンダルからようやく復権したものの、再び信頼を地に落としてしまったユベントス。今後は新体制の下(ジャンルカ・フェレーロ氏が新会長に就任)どのような再建案を示せるか注目していきたいと思います。
では
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