今回は2022カタールW杯組み合わせ抽選会結果を日本代表の観点から書いていきます。
抽選会結果
グループE
スペイン(12大会連続16回目)
ドイツ(18大会連続20回目)
日本(7大会連続7回目)
コスタリカ or ニュージーランド(大陸間プレーオフで決定)
①新たな戦い方を試さない限り勝ち筋は見えない
正直考え得る「最悪」なグループに組み込まれたと言っても過言ではないでしょう。
まずスペイン代表ですが現状ルイス・エンリケ監督の元課題であった世代交代にも成功しており、戦術の落とし込みも緻密です。特に相手に合わせた準備力が高く、豊富なタレントを生かした柔軟性のある戦い方はユーロでも証明済みで、戦術の幅が少ない日本代表にとってはとてつもない難敵となりそうです。(オリンピックでも力の差を見せつけられました。)
恐らく本番ではハイプレスが効かない後方でビルドアップをされながら陣容を揺さぶられ、パスコースが空いた所での連携で一気に攻め立てられることになり、守備でも同サイド圧縮のプレスで日本のビルドアップを機能不全にしてくるでしょう。
ただ現時点ではサイドバックの対人守備には不安があり、素早くサイドの裏を狙うカウンターが有効な手となっています。特に日本は伊東、三笘という局面打開力に優れたアタッカーがいる為、彼らがどこまで突破できるかが勝負になってくるでしょう。
いずれにしても5バック採用(5-4-1)等新たな戦い方を試さない限り勝ち筋は見えないでしょう。
②グループ内で最難関なチーム
そしてドイツ代表です。前回W杯、そしてユーロ2020の惨敗でレーヴ監督が退き、バイエルンをチャンピオンズリーグ優勝、リーグ連覇に導いたハンジ・フリック監督を招聘。見事に立て直し圧倒的な攻撃力で最速のW杯出場を決めました。
フリック監督はスペインと同様非常に柔軟性のある采配、そして巧みな修正力を持ち合わせており、質の高いタレントを活用し一気に畳み込んできます。特にサネ、ミュラー、ハヴァーツ、ニャブリ等ワールドクラスひしめく2列目、そして代表では輝きを見せるヴェルナー等攻撃陣の連携は世界最高クラスで一度崩れれば大量失点を覚悟しないといけません。
勝ち筋はやはりカウンターですが、ドイツの場合は対人は強いものの裏ケアがやや苦手なセンターバックが不安要素です。その為古橋、上田などオフザボールに優れたアタッカーの起用が勧められます。
現状では守備を固めないとどうしようも無く、攻撃のバリエーションだけではスペインよりも多いと思われるので、グループ内で最難関なチームであると言えます。
ただ光明があるとしては、対スペイン代表同様日本代表はブロック守備(森保監督も構築出来ています。)からのロングカウンターという明確な戦術を組めることで、しっかり耐え抜けば前線の個の力は高い為、チャンスは必ずあるとは思います。
③「持たせる」展開作りとパワープレーに持ち込ませないかが勝負
コスタリカ代表は堅守速攻が得意なチームでナバス中心の守備陣は統率が取れており(しかも日本が崩せない5バックを使用します。)、非常に崩しにくいチームです。その分攻撃面には難があり予選では得点力不足に悩まされていました。いかに早めに得点を取りコスタリカにボールを「持たせる」状況に持ち込むのかが勝負であると思います。
そしてニュージーランドですがオリンピックでも苦しめられたウッドを中心としたサイドアタックと5バックを使った守備が持ち味のチームとなっています。持ち前のフィジカルを生かしたパワープレーが得意で、分かりやすいチームとなっていますがオーストラリア代表にもあるように日本は苦手としており、いかにパワープレーに持ち込ませないかが勝負となってきそうです。
いずれにしても「2強2弱」の厳しいグループに組み込まれた日本代表。戦い方を変わらなければ歴史的な惨敗もあり得る為、これからの半年間強どのような準備を行い、勝つ可能性を1%でも増やすことが出来るかが明暗分かれると思います。(あれ、どこかで聞いたことが、、、。)
では
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