今回はレアルマドリード所属のマルコ・アセンシオ選手について書いていきたいと思います。
経歴
アセンシオ選手は2006年からマジョルカの下部組織で育ち、2013年に2部でトップデビューを果たしました。そして翌年名門レアルマドリードに移籍しますが、2014-2015シーズン はマジョルカ、2015-2016シーズンにはエスパニョールにレンタルされコンスタントな活躍を見せます。
そして2016-2017シーズンのプレシーズンで好印象を残すと、UEFAスーパーカップでゴールを挙げ一躍有名に。当時のジダン監督の意向でそのままレアルマドリードに残留することとなります。そしてアセンシオ選手はその才能を見事に開花、特にチャンピオンズリーグでの活躍が目立ちクラブ史上初の連覇に貢献すると、翌シーズンからレギュラークラスとしてプレーすることとなります。
順調にキャリアを積み重ねたアセンシオ選手ですが2019-2020シーズンのプレシーズンマッチで左ひざを負傷、診断の結果左膝前十字靭帯断裂および外側半月板の損傷の重傷でシーズンを棒に振ると言われましたが、リーガの延長もあり終盤に復帰し即座にゴールを決める等活躍し復活を印象付けると、2年後の2021年の東京五輪ではOA枠として出場。
終始不振に陥りますが日本戦では決勝ゴールを決めチームの決勝進出に貢献。新シーズンでは右ウイングのレギュラーとしての活躍が期待されます。
①卓越した左足の精度とメンタル面の強さ
アセンシオ選手の特長は「卓越した左足の精度とメンタル面の強さ」です。右サイドからカットインしてからの左足から放たれるシュート、パスはどれも一線級で、エスパニョール時代には二桁アシストを記録しています。
プレースキックの精度も高く、多彩なキックでチャンスを作り出すことが出来ます。
また味方との共有力も高く連動して相手守備陣を崩すことが出来る選手で、ベンゼマ、カルバハル、モドリッチとの連携は相手選手を惑わせる大きな武器となっています。
さらにチームのフィジカルテストでもトップを記録する強靭なフィジカルで、タメを作って味方の攻め上がりを助けることも出来ます。
そしてメンタル面の強さも目立ちます。アセンシオ選手は左足の精度を除いては決して世界最高レベルの技術を持っている選手ではありません。それでもレアルマドリードに定着するきっかけとなったチャンピオンズリーグでの重要な得点、2017年のスーパルコッパでの圧巻ゴール、大怪我から復帰後即座に得点する等抜群の勝負強さを見せることにより、白い巨人での存在価値を示し続けています。大舞台でも物怖じしないそのメンタルはメガクラブでプレーするために不可欠な要素で、アセンシオ選手は十分に兼ね備えていると言えます。
②個人突破力
反面個での突破は物足りないものがあります。瞬間的にマークを剥がすことは出来るもののワイドからの突破からゴールを決める程の突破力は持ちあわあせておらず、味方のサポートが不可欠な選手でもあります。その為ウイングで起用してサイドで張らせた場合持ち味は半減してしまいます。
本来はトップ下の選手であるので、純粋なサイドアタッカーとしての運用は難しいかと思います。
③絶対的なレギュラーに
自身を重用したジダン監督がチームを去って、アセンシオ選手は大きな岐路に立たされています。
当時右ウイングにはロドリゴ、サイドバックも兼任しているルーカス・バスケスがいましたがさらにレンタルバックしたベイルも加入した為大激戦区となっています。更にインサイドハーフもモドリッチ、バルベルデ、イスコと層が厚く、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられています。
更にアセンシオ選手は東京五輪に出場していた為合流が遅れ、アピールが少なかったこともあり現状では後れを取っていることは否めないです。開幕戦も顔見せ程度の出場となり今後は一気にポジションを奪うインパクトのある活躍が必要となります。
新たな指揮官を迎え再びレギュラー争いの荒波に呑まれていくアセンシオ選手。今後の大舞台での活躍を期待したいです。
では
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