今回は2021年阪神タイガーズの青柳晃洋投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
25試合 13勝6敗 18QS 防御率2.48 WHIP1.22 156.1回 104三振 48四死球
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①自身初のタイトルを獲得
今シーズン初の二桁勝利を目指して臨んだシーズンでしたが開幕から好調を維持。5月から8月までに8連勝を果たすなど抜群の安定感を見せ、前半では防御率、勝利数の両タイトルを狙えるまでの活躍を見せました。(オールスターまでに防御率1.79、勝利数8)また「雨柳さん」の影響で雨天で投げることも多かったものの崩れることも無く前半にMVPとも言える活躍。日本代表にも選ばれ東京五輪では悔しい投球になるものの金メダルを獲得する等前半は申し分ありませんでした。
ただ後半戦は五輪の不調を引きずっていたのからしくない投球を見せ、9月はまさかの3連敗と乱調。しかし10月は見事に持ち直し3勝を挙げ13勝で最多勝、最高勝率の2冠を達成。防御率も2.48、18QSと先発投手陣の軸として申し分ない活躍を見せました。
②左打者を克服し精神面の安定も
さらに今シーズンは左打者に対してもインコースに投げ切るコントロールを身に着けたことが出来たことにより苦手意識が殆ど無くなったのも大きいと思います。昨シーズンの被打率.288→.241と大幅に良化。ここ2年では1割近く良化させる等素晴らしい成長を果たしており、彼の努力が間違っていなかったことがわかります。
さらにピンチの場面でもしっかり抑える事が出来るメンタル面の安定も大きいと思います。特に気持ちの切り替えが上手く出来たのか連打を打たれる事が極端に減り、ある程度余裕を持って投げられているのが分かります。
そして地味にも映りますが打撃もバントだけでなくジエンゴも期待出来る程に。一昨年の送球もそうですが年々課題を解決しています。
③名実ともにエースへ
来シーズンは先発ローテで1年を守るだけではなく、今シーズンと引き続きタイトルを狙えるような活躍を期待しています。現状個人的にはエースは西投手であるので(賛否両論はありますが)、名実ともにエースとして1年間働けるかどうか注目です。
特に青柳投手は入団時から年々成長が目に見え、応援したくなる選手なので(新人年に背中を通す投球をしていた時は流石に呆気にとられましたが、、、)、新シーズンでの活躍を心から願っています。
年々進化する「クォータースロー」。新シーズンも凡打の山を築いてくれることを期待しています。
では
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