今回は2021年阪神タイガーズの大山悠輔選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
129試合 .260 21本 71点 2盗 出塁率.313 OPS.765 四死球37 三振89
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①怪我と深刻な不振
昨シーズン28本の本塁打を放ち「飛躍のシーズン」となった大山選手。今シーズンも序盤から得点圏での打席に課題はあったものの(それでも勝利打点はチームトップでした)コンスタントに結果を残していましたが、5月5日のヤクルト戦で途中交代、そして翌日に背中の張りで登録を抹消されました。
その後5月25日に再登録されるものの怪我の影響か調子は上がらず、深刻な打撃不振に陥りました。コンスタントに本塁打は記録するも、特に勝負所での凡退の内容が悪く徐々に失速するチームを浮上させることは出来ませんでした。
②意地の一発を見せるも
五輪明けも調子が戻らず、泥沼にはまり込んだのか大きな不振に見舞われます。しかし9月に入ると徐々に調子が戻り、首位決戦となった巨人戦では2戦連続で勝利の立役者となるなど復調。しかし最後まで得点圏での打席の内容は芳しくなく、背中の張りの再発もあり満足のいかないままシーズン終了。5月の背中の怪我が後を引く悔しいシーズンとなりました。
ただそれでも本塁打21本を記録する等苦しい中でも最低限の結果は残しており、年俸も現状維持と球団が彼の働きを評価しているのが救いな所です。
③不調時に何が出来るか
ただ大山選手は「不調時に何が出来るか」が大きな課題となっています。各球団の中軸クラスは不調時でも粘って四球で進塁する「怖さ」があります。特に直距離打者はきわどいコースに投げられることが多く、自然と四球が増え出塁率は上がります。
しかし大山選手は不調時に余りに淡白な打撃が目立ち、中途半端に振ってしまいポップフライを打ったり初球打ちで凡退などが多く、正直怖さは薄いです。
出塁率も最低.350ぐらい、四球も100まではいかずとも最低50、欲を言えば70くらいは取っていきたい所です。
いかに不振時でも「怖さ」を出せるか、4番定着に向けて来シーズンの大きな課題となっていきそうです。
着実な進化から「足踏み」を余儀なくされた今季の大山選手。来シーズンの「不調時」に何が出来るか注目していきたいと思います。
では
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