今回は2021年阪神タイガーズの佐藤輝明選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
126試合 .238 24本 64点 6盗 出塁率.284 OPS.749 四死球25 三振173
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①「規格外」であった前半
2020年のドラフトの目玉として阪神に加入した佐藤輝選手ですが、オープン戦では12球団最多の6本塁打を放ちそのパワーを見せるも、ペナントレースが始まれば大苦戦。2カード連続の本塁打を放つも打率は1割台、さらに異常な程の三振率も合わせ、その実力に疑問符が付き始めます。しかしレギュラーから一旦外れた後は驚異的な適応力で再び本塁打、確度も上がり、5月には西武戦の本塁打3発もあり月間MVPを獲得。
そして交流戦本塁打数の新人最多記録を更新、さらにファン投票セ・リーグ最多得票で外野手部門に選出、ホームランダービー参加など数々の「規格外」の記録を打ち立て、チームが首位であったこともあり正に大ブレイクの前半となりました。
②ジェットコースターのようなシーズンに
しかし7月から兆候が見えていた不振は8月に入って更に深刻に。8月21日にからは安打すら出ず、10月5日のDeNA戦でヒットを放つまで何と59打席無安打のセ・リーグワースト記録を更新。大ブレイクの前半に比べて全く存在感が無かった後半戦となってしまいました。
ただ本塁打はチーム最多の24本を記録、そして打点も64を記録する等新人としては十分過ぎる記録を残し新人特別賞を獲得。
ブレイクの初年度から2年目のジンクス、通常新人選手であれば通る道を1年で通ってしまったような正にジェットコースターのようなシーズンとなりました。
③最低限の選球眼を
新シーズンはまず「最低限」の選球眼を身に付けることが課題となっています。BB/Kはリーグワーストの0.14、四球を選べず(25)三振が多い(173)所謂「何でも振ってしまう選手」となっています。
2019年に184三振を記録した村上選手でさえも0.40となっており、いかに彼の数字が異次元であることがわかります。今後球界最高峰の打者になるにはより選球眼を磨き三振を減らすのではなく、四球を増やすことを心がけて欲しいです。
ただ当たれば怖い「まじん斬り」スタイルは相手にとってより驚異的で成績不振で苦しんでいる状況でもないので、当てる打撃だけは勧めないで欲しいですし求めないで欲しいです。
新シーズンに向け課題が明確な佐藤輝選手。クリーンナップに定着できるような成長を期待しています。
では
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