今回は阪神タイガースvsロッテ戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 1-0 ロッテ ○ウィルカーソン 4勝2敗 岩崎1勝2敗8S
阪神 6-2 ロッテ ○青柳 5勝1敗
阪神 2-3 ロッテ ●伊藤将 1勝2敗
20勝 32敗 1分 155得点 159失点 6位
①主砲の技ありの一発
先発はウィルカーソン投手。2回ロッテ先発佐々木投手から糸原選手がこの試合初めてのヒットを放つとm盗塁もあり2アウト2塁のチャンスを作りますが逃すと、3回裏2アウト2塁のピンチを背負いますがウィルカーソン投手が抑えお互い一歩も譲らない展開になります。
阪神は4回1アウト3塁、5回2アウト1,2塁、6回に2アウト3塁のチャンスを作るも佐々木投手を崩せずにいましたが球数を投げさせたためこの回で降板。一方ロッテも5回に2アウト1,3塁のチャンスを作るも逃しお互い得点を決めきれない場面が目立ちます。
そんな中9回、この試合2度のチャンスをふいにし、中途半端な走塁でアウトになるなどいい所が無かった佐藤輝選手の技ありのホームランがあり先制。その裏はここまで不安定だった岩崎投手が3人でピシャリと締め勝利。
ウィルカーソン投手は来日最長の8回を投げ4勝目、そして主砲の一発により勝利を挙げることが出来ました。
②悔しい降板
先発は青柳投手。初回ノーアウト1,2塁のチャンスを作ると、大山選手のタイムリーツーベースで先制すると、佐藤輝選手の犠牲フライ、そして糸原選手のツーベースで3点のリードを奪います。さらに3回には佐藤輝選手のタイムリーツーベースで1点を追加します。
青柳投手は初回から球を低めに集める素晴らしい投球を披露。3回には1アウト2塁のピンチを背負いますが凌ぐと、5回、6回ののピンチも見事に抑え点数を許しません。
すると7回ノーアウト満塁、8回2アウト1,3塁のチャンスを作るも無得点とダメ押し点が奪えずにいると、その裏8回2アウト1,2塁のピンチを背負いますがここも青柳投手がマーティン選手を打ち取り無失点を継続。
そして9回糸井選手が1アウト満塁からやっとダメ押しのタイムリーを打ち6点差となり、完封勝利かと思われましたが、その裏熊谷選手のエラーから1アウト2,3塁のピンチを背負うと山口選手のショートゴロの間に1点、そして福田選手のタイムリーで更に1点を返され青柳投手は悔しい降板。
最後は岩貞投手が締め勝利したものの、所々でミスや最低限の仕事が出来ない野手の締まりの無さを感じた試合でした。
③左には右打者という脳死采配
先発は伊藤将投手。初回打線はノーアウト満塁のチャンスを作りますがまさかの無得点で終わると、2回2アウト1、2塁のピンチから高部選手にタイムリーを打たれ先制を許すと、3回にはレアード選手に2点タイムリーツーベースを打たれ3点のリードを許します。
こうなってしまっては打線は苦しく、4,5,7回とチャンスを作るものの得点は奪えないでいますが、8回1アウト2塁のチャンスから佐藤選手の特大の2ランが出て2点を返すも時すでに遅しそのまま敗戦。
伊藤将投手は内容は悪かったものの6回3失点の好投をしていただけに、この日左腕という事で(ただしロメロ投手の被打率は左打者の方が高いです)並べていた右打者は全く打てない打線、そしてそれを選んだ首脳陣の拙攻が目立った試合となりました。
総評
交流戦初の勝ち越し&ウィルカーソン、青柳投手の勝利は非常に嬉しい所で、さらにそれぞれ8回を投げ切っているので、中継ぎ陣を多く休ませられた(特に湯浅投手)意味でも大きなカードとなりました。
打線は佐藤輝選手2本の本塁打を打っていますが、カード全体ではチャンスで打ててはおらず、大山選手も含め中軸が決定機で打てていません。しかも3戦目は5番に右打者であるだけで不調の原口選手を起用し、案の定酷い内容で凡退。チームも浮上のきっかけを掴み始めただけにこの采配は大いに疑問視されるでしょう。
唯一糸原選手がらしい仕事を行えているのが朗報(1戦目の粘りの打席は正に彼の真骨頂でした。)で、このまま波に乗ってガンガン出塁して欲しいものです。
次はパリーグナンバーワン投手陣を誇っている西武戦。ロースコアゲームが予想されるので、1点を確実に奪う野球を行って欲しい所です。
では
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