今回はパリSGに移籍が決まったジョルジニオ・ワイナルドゥム選手について書いていきたいと思います。
経歴
ワイナルドゥム選手はスパルタ・ロッテルダム、フェイエノールトの下部組織でプレーし、2007年にフェイエノールトでトップチームデビューを果たします。
暫くは右ウイングとしてプレーしていましたが、2010–2011シーズン途中にトップ下で起用されるとその得点能力が開花し14ゴールを挙げる活躍を見せました。
翌シーズンライバルチームのPSVに移籍しますが、ポジション争いに敗れることもあり中々定位置を奪えませんでしたが2014-2015シーズンに巻き返しを見せ活躍。エールディビジ優勝に貢献しました。
そして次のシーズンにはイングランドのニューカッスルに移籍。印象的な活躍を見せますがチームは降格。同じイングランドのリヴァプールに引き抜かれることになりました。
リヴァプールでは初年度はインパクトのある活躍を見せますが次シーズンからは激しい定位置争いに巻き込まれます。しかし2017-2018シーズンではローマ戦でのゴール、2018-2019シーズンではバルセロナ戦での2ゴールなど重要な試合で悉く素晴らしい働きを見せチャンピオンズリーグ優勝に多大な貢献を果たすと、レギュラーに完全に定着した2019-2020シーズンには30年ぶりのリーグ優勝の立役者の一人になりました。
しかし契約延長が不調に終わり今シーズン終了後に契約満了の為リヴァプールを退団。バルセロナ行きが濃厚だと言われましたが一転パリSGに加入が決定。フランスの強豪に活躍の場を移すことになりました。
オランダ代表では2011年にデビュー。主にトップ下としてプレーし攻撃の中心としてユーロ2020にも参加しています。
①攻守におけるハードワーク
ワイナルドゥム選手の特長は「攻守におけるハードワーク」であると言えます。ピッチ上を所狭しと動き回り、常に味方のサポートや相手の嫌がるポジションに位置付けプレー出来る選手です。
特に90分コンスタントに戦えるスタミナは凄まじく、サイドバックの裏ケア、攻撃のサポート、中盤の強度の高いトランジションなど3人で広いスペースを担当することが必要とされるリヴァプールでは欠かせない存在となっていました。
②高い戦術眼と攻撃センス
また技術、戦術眼においても非常に高いものを持っており、特に戦術眼においては世界最高レベルであると言えます。
上記したように役割が非常に多く、高い判断力も求められるリヴァプールの中盤の3ポジションを高いレベルでこなせる選手は皆無で(ヘンダーソンはアンカー、ファビーニョはインサイドハーフとしての動きに物足りなさがあります。)、監督にとってこれ程有難い選手はいないでしょう。
また攻撃センスも抜群でタイミングのいい飛び出しやスペースの活用で味方ゴールを助け、正確なミドルシュートでゴールを脅かしていきます。
③常に貢献出来る選手の獲得
正直リヴァプールにとっては今年30歳とやや年齢がネックになっていたものの、ワイナルドゥム選手を手放してしまったのはかなりの痛手であったと思われます。代役ではチアゴが有力ですがタイプがまるで違うので戦い方を再考する必要性はあるでしょう。
また土壇場で破談したバルセロナにとってもデ・ヨングの代わり不在が後々響きそうです。
そして新天地となったパリでは中盤全てにおいて高いレベルでこなせるワイナルドゥム選手の加入は非常に大きいと思います。特にヴェラッティ不在時に苦しむ傾向がある為(ラフィーニャはやや力不足感はあります。)常に貢献が期待出来る選手の獲得は大きな力となってくれるでしょう。
パリのチャンピオンズリーグ優勝のラストピースとなり得るワイナルドゥム選手。新天地での活躍も期待しています。
では
ワイナルドゥム リバプール 19-20 ホーム サッカースターズ【SoccerStarz サッカーフィギュア】【サッカー サポーター グッズ】【店頭受取対応商品】
|
|