今回は名選手の名監督への挑戦をテーマに書いていきたいと思います。3回目はバルセロナのシャビ・エルナンデス監督です。
①どん底からの復帰要請
シャビ監督就任前のバルセロナは正に「どん底」でした。メッシを失い財政難により主力を次々と放出しチーム力が落ち、そしてクーマン監督の拙い采配もあり敗北が続きあえなく解任。
そしてそんなどん底の状態からの復帰要請。厳しい状況ではありましたがこれ以上悪くなく要素は少なく、
・戦力が無い無い言われながらもタレントは揃っている
・伸び盛りの選手が多くチームの伸びしろが高い
・成績が低迷しており監督を行う上のハードルが低い
ことからバルセロナというメガクラブの復帰時期としてはむしろ良いタイミングであったと思います。
②怪我人続出からのスタート
そして満を持してバルセロナへの就任ですが、まず問題になったのは「怪我人」でした。今シーズンのバルセロナは開幕から怪我人が多く、3カ月半でのべ20人以上離脱していた状況でした。シャビ監督就任時ではデスト、ペドリ、ファティ、デンべレ、ブライトバイテ、アグエロが離脱しており中々ベストメンバーを組めない状態にありました。
そこでシャビ監督が行ったのは「レギュラー復帰と抜擢」でした。何故か頑なに起用されなかったラングレをレギュラーに復帰され、ボランチのニコ・ゴンザレスをインサイドハーフに起用、さらに19歳のアブデを抜擢し戦力を整えると、就任後は2勝1分1敗とまずまずの結果を挙げ着実にチーム力をアップさせています。
③1トップのタスク過多と配置の組み合わせ
ただ問題が無いわけではありません。まず1トップのタスク過多です。
今1トップで起用されているメンフィスは
・前線の守備の方向付け
・中盤に下りてビルドアップをサポート
・味方へのスペークメイクと自身も得点
など複数のタスクを「全力」で行っている状態です。
ただ明らかに守備の負担が大き過ぎで(1人で2人、3人を常に見ている状態)、組み立てそしてチャンスメイク、得点と攻撃全般のタスクをこなすのは容易では無く、さらに近日の得点力不足でプレッシャーも高まっておりかなり彼に対しての依存が大きく、高レベルで行っているからいいものの離脱となれば一気に機能不全になり兼ねないです。
またウイングを張らせてインサイドハーフにハーフスペースに取らせる方法もニコは余り得意では無く、デスト、アルバの攻撃力を最大限生かされているとは言えないので今後は攻撃陣の配置の組み合わせを考える必要性はありそうです。
ただビルドアップ、プレス共に「意図」を感じることが出来ており、今後の修正に期待したい所です。
バルセロナの再建を託されたシャビ監督。今後の指揮が楽しみです。
では
【70%OFF】FC バルセロナ 2020/21 スタジアム サード メンズ サッカーユニフォームアパレル メンズ スポーツ サッカー フットボール トップス 半袖Tシャツ サステナブル
|
|