※ネタばれ有
今回は「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」の「式波・アスカ・ラングレー」について書いていきたいと思います。
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①シンジへの気遣いと怒り
前作「Q」でシンジ、アヤナミレイと共に行動することになったアスカはヴィレの下部組織KREDITが援助する「第3村」に彼らを導くことになります。
そこで現れたのは大人になった相田ケンスケ、そして鈴原トウジ、ヒカリ夫妻でした。未だ立ち直れないシンジに苛立ちを隠せないながらも何だかんだ気に掛け、ケンスケの事は「ケンケン」と呼ぶなど親密な間柄が伺い知れました。そしてパイロットは一般人と関われない為一時的に休止し、ゲームに勤しみます。
この一連の描写で、積極的に関わることで人間らしさが出て来たアヤナミレイに比べて、アスカはケンスケ以外(トウジ、ヒカリとの会話も少なかったです。)の人間にほとんど関わることが無く、世界を守るという孤独で過酷な状況で生きていたのかが分かります。
②シンジとの和解とゲンドウの策略
そしてネルフとの最終決戦前、父親と戦う決意をしたシンジにアスカは「破」時の自分の気持ち、第9使徒に取り込まれた際に助けてくれなかったことによる苛立ち(後にレイが取り込まれた際にシンジが自身を懸けて助けようとしていたので余計に感じたと思われます。)をぶつけ彼と和解することになります。
「最後だから言っとく。いつか食べたアンタの弁当、美味しかった。あの頃はシンジの事好きだったんだと思う。けど私が先に大人になっちゃった。じゃあ」
その後最終決戦では「死装束」を纏い挑んだアスカはエヴァ新2号機で7シリーズを次々と撃破し、多大な戦果を挙げていきます。しかしマリと共に、空中を浮遊する黒き月内部のNERV本部へ乗り込んだ際に13号機と対峙しますが、ゲンドウの策略にハマり最後は使徒化するもエントリープラグごと引き抜かれ取り込まれてしまいます。
③心の拠り所を見つける
そして彼女の明かされなかった過去が明らかになります。
彼女もアヤナミレイと同様ネルフに「作られた」クローン「シキナミタイプ」であることがわかります。(オリジナルは13号機に搭乗しています。)そして数多くの訓練を生き抜いてきた特別な存在であることや、彼女が「父親のような存在」を求めていたことが明かされます。
しかし前述した過酷な環境で14年間生きていた彼女は、時間を共に過ごしていたケンスケに父性を感じ、「そのままのアスカでいい」という彼の言葉で、本心をぶつける相手をやっと見つけることが出来ました。
最も早く「再構築」されながらも、現実を受け入れられず矛盾じみた行動を取るシンジに「気持ち悪さ」を感じた旧劇場版と異なり、心の拠り所を見つけ「救済」されていたアスカ。
エンディングではベンチで携帯を弄る姿を確認出来ます。他キャラと違い「一人」ではありますが、連絡先は恐らくメガネをかけた青年でしょう。
では
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