※ネタばれ有
今回は「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」について書いていきたいと思います。
①残酷
前作「シト新生」からの感想から書いていきます。
自衛隊に攻め込まれたネルフは、多数の犠牲者を出しながらエヴァを投入します。そこでゼーレが送り込んだのがエヴァ量産機です。初めは弐号機に圧倒された量産機ですが、再生能力・稼働性で長けていたため復活。弐号機を撃破し駆逐していきます。
一方シンジはミサトの助けを得ながらエヴァ初号機に到着。エヴァを起動させますが変わり果てた弐号機の姿に絶叫。身近な人の犠牲、仲間が無残な姿に変わり果てていることは14歳の少年には余りにも過酷な現実でした。
シンジの絶望によりゼーレの狙いである「サードインパクト」が発生します。
②全てを一つに
ゼーレの「人類補完計画」とは人類を完全単一生命体にすること~争いやいざこざを無くし魂に安らぎを与える~であり、初号機や量産機はそのトリガーでした。
その頃碇ゲンドウは妻である碇ユイとの再会を果たす為、違う形で補完計画を発動させようとしますが綾波レイ(ユイ)に妨害され最期は初号機に食いちぎられる形で補完されてしまいます。
最終的に人類補完計画は全ての人たちをL.C.Lに還元し一人の少年の決断に全てを任せる形となります。その際流れる「Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ」は行われていることは恐ろしいが何故かとても美しい情景を上手く表現しています。
③苦しい世界へ
全てを委ねられた(無意識に)シンジは苦悩します。精神世界では一つになることへの有用性が幾度となく囁かれます。確かに苦しいことや悲しいことは人々が一つになれば感じることはありません。ゼーレはシンジを絶望させる為に意図的に動いたとも思われます。
しかしシンジは個々で生きることを選択します。それは渚カヲル、綾波レイの助けもありましたがこれまで関わってきた人たちと再び会いたい、戻りたいというシンジの意思でした。ゼーレ、ゲンドウはシンジを甘く見過ぎたようです。
再び個体に戻る世界でシンジは最初に臨んだ他人=アスカに触れ合い、らしい言葉を投げかけられます。「気持ち悪い。」
何とも言えない終わり方はありましたが一応の終結を果たしたエヴァンゲリオンですが10年後再びスクリーンで出会うことになります。
では
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