※ネタばれ有
今回は新世紀エヴァンゲリオンの登場キャラを、アニメ＆旧劇場版・新劇場版・漫画に分けて書いていきたいと思います。各媒体少しずつ違うのも興味深いです。
今回は「碇ゲンドウ」です。
①冷静沈着且つ冷徹
特務機関ネルフの総司令で、主人公碇シンジの父親です。決して無職のマダオではありません（別作品では同じ名前で見事なマダオぶりと見せていますが、、、。）
性格は冷静沈着且つ冷徹で、目的の為には手段を選ばない所があります。それは息子のシンジにも例外ではなく、初めて見たエヴァに高圧的に「乗れ」と命令したり、戦闘不能のアスカに対して「動ければいい」と断じたり非情な決断をします。しかしその決断力が司令たらしめていることは確かで、ゼーレを上手く躱すなど政治力も高いです。
ただ「綾波レイ」に対しては、身を挺して助けたり柔らかい表情を見せたりする等違う一面を持ちます。
その真の目的は人類補完計画では無く、補完計画によってエヴァに取り込まれた妻ユイと「再会」することであり、ゼーレを裏切り最初の使徒「アダム」を自ら取り込み暗躍していました。旧劇場版では「用済み」と判断した赤木リツコを殺害し独自の補完計画を進めていましたが、ユイのクローンであるレイや息子のシンジに拒絶され、最期はエヴァに頭部を噛み砕かれるという悲惨な末路を辿りました。最期まで不器用で息子とわかり合えなかった（わかり合おうとしなかった）ある意味悲しい人物ではあります。
「すまなかったな、シンジ。」
しかし冬月との数少ないギャグシーン？は個人的にはお気に入りです。
「…ぬるいな…」「ああ…」
②人を捨てる
漫画版ではよりゲンドウの「人間臭さ」が表現されます。シンジに対してはユイを独占されたことによる嫉妬、そして息子として愛情を感じていなかったことが直接描写され、よりレイへの偏屈な拘りを見せます。
またアダムを取り込んだことにより単体でもATフィールドを発することが出来ており、「人を捨てる」ことを躊躇わない彼の目的に対する執着心がわかる場面となっています。最期はユイと再会はするものの自分の間違いを静かに諭されます。
「時計の針は元には戻らない、だが、自らの手で進めることは出来る。」
③リリンの王
新劇場版では「破」までは原作準拠の設定でしたが、シンジに対しては教え諭すような言動を見せたり、レイが食事会に誘うと応じたり原作に比べて柔らかい印象があります。また原作で加持から受け取ったのは「アダム」から「ネブカドネザルの鍵」に変わっています。
しかし「Q」では一転、ニアサードインパクト、サードインパクトの元凶として「ネルフ」に冬月と共に残りミサト率いる「ヴァレ」と対立関係になります。カヲル曰く「リリンの王」と呼ばれ、人類補完計画を進めていきます。
また人格もより計算高く冷徹になっており、前述した言葉や行動、レイがシンジに出会い心を動かされる事など、全て織り込み済みだという描写があります。
「ゼーレのシナリオを我々で書き換える。あらゆる存在はそのための道具に過ぎん。」
次は「ファイナルインパクト」を起こす予定とのことです。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」ではどのようにシンジ、ヴァレと対峙していくのでしょうか、、、。
では
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