今回はユベントス移籍が決まったアンヘル・ディ・マリア選手について書いていきたいと思います。
経歴
ディ・マリア選手はロサリオ・セントラルのユースに入団後、2005年にトップチームデビューを果たしサイドバックからウイングへのコンバートを経て、その攻撃センスの高さを見せつけます。
すると2007年にベンフィカ(ポルトガル)に移籍すると3シーズンに渡り主力としてプレー。2009-2010シーズンにはポルトガルリーグ最優秀選手に選ばれる活躍を見せると2010年にレアルマドリード(スペイン)に移籍。マドリーでもアシストマシーンとしてコンスタントにプレーすると、2013-2014シーズンにはインサイドハーフという新境地を切り開き、決勝ではマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる等クラブの「ラ・デシマ(チャンピオンズリーグ10度目の優勝)」に大きく貢献します。
しかし2014年にプレミアリーグ史上最高額の5970万£で移籍したマンチェスターユナイテッド(イングランド)では栄光の7番を付けることになりますが、怪我や環境に馴染むことが出来ず(強盗未遂もありました。)僅か1シーズンで退団。パリSGに移籍することとなります。
するとパリで復調し再び高パフォーマンスを披露すると、リーグアン5連覇等数々のタイトル獲得に大きく貢献。しかし2021-2022シーズンはメッシの加入により立場が苦しくなり、7シーズンで111アシストという驚異的な記録(クラブ記録)を置き土産にしてオフにフリーでユベントスに加入します。
アルゼンチン代表には2008年に初召集。長年メッシの良きパートナーとなり2021年のコパアメリカ優勝に大きく貢献しています。
①超絶技巧と高い共有力
ディ・マリア選手の特長は超絶技巧と高い共有力です。
左足の技術レベルは世界最高とも言えるもので、その超絶技巧を巧みに使うドリブルやアウトサイドも使えるパスは高い確率で決定機になります。またスピードもある為カウンターでは大きな武器となり、時折見せるミドルは大きな武器となっています。
またチームメイトとの共有力が高く、非常に連携面で優れる選手です。レアルマドリードではクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、マンチェスターユナイテッドではルーニー、ファン・ペルシ、そしてパリではイブラヒモビッチやエンバぺ、代表ではメッシ、イグアイン等数々の選手達とコンビネーションを構築。彼らの良き相棒としてアシストを量産しています。
②ハードワーカーではあるが、、、
ただ元々から守備を怠らずに行えるハードワーカーではありますが、怪我や勤続疲労の影響か近年は運動量が落ちており、攻守において負担が大きいインサイドハーフ起用は難しくなっています。
またキャリアを通して怪我が多い選手なのでコンディション面も気を付けたい所です。特にハムストリング系の怪我が多い為長期離脱になりやすく、休み休みの起用が適任かと思われます。
③新気鋭のストライカーを生かす存在に
そして新天地での起用法ですが、ディバラが抜けた右ウイングやトップ下での役割が予想されます。ただ前任者には得点力こそは劣るものの彼には無かった相手を生かす能力を持っており、同じく加入したポグバと共に決定機を作るチャンスメイカーとして活躍出来そうです。
またエースヴラホビッチとの連携も楽しみで、前述したような素晴らしいコンビ―ネーションが構築されることが期待出来、新気鋭のストライカーを生かす存在になってくれそうです。
ただクラブはザニオーロ、ベラルディ等引き続き右ウイングの補強を目指している為(ベルナルデスキも退団)、新シーズンはいかにチームにフィットして新加入選手との競争に勝てるかどうかが勝負になってくるでしょう。
ビダル、マンジュキッチ、マテュイディ等これまで強いユベントスには名脇役が攻撃を支えていました。タイプは違うもののディ・マリア選手にはその素質は十分過ぎるほどあり、新シーズンのユベントスでのキーマンになるかも知れませんね。
では
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