今回は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のMS「νガンダム」について書いていきたいと思います。
①アムロ・レイ専用MS
νガンダム(形式番号:RX-93)は従来機体ではネオ・ジオンに対抗できないとロンド・ベルの要請で地球連邦軍が発注したアムロ・レイ専用MSで、アナハイム・エレクトロニクスのフォン・ブラウン工場で製造が進みました。
工程にはZガンダムの基本設計を流用したことでかなりのスピードで作業が進んでおり、アムロが初めて工場に訪れた際には製造準備がかなり進んでいました。
そして開発プロジェクト主導者のチェーン・アギ准尉、アナハイム社側の開発責任者のオクトバー・サランと共に、ガンダムから続いた歴代ガンダム・タイプのスペックの平均値をもとに、アナハイム社が培ってきた当時の最先端技術を導入してブラッシュアップ、そしてアムロが設計したサイコミュ・システムを組み込むことで完成する予定でした。
②「ガンダム」の正統後継機
しかしその設計に難色を示したのは「敵側」のシャアでした。情報を秘密裏に取得したシャアは当時のνガンダムを「情けないMS」と評し、最新素材である「サイコフレーム」をオクトバーに流します。
それによりサイコミュ・システムの能力向上と軽量・小型化に成功し、同時に余剰スペースにフレーム強化を施すことで大幅な性能向上を行ったうえでのロールアウトとなりました。
従来のZガンダム、ZZガンダムとは違い、奇抜な武装やピーキーなシステムを要さずシンプルかつ高性能であり、整備面・継戦力なども優れている驚異的なバランスを誇っています。その外見も相まって「ガンダム」の正統後継機とも言える機体であると言えます。
特徴的な武装は板状の収納形態で左背面に6基装備されている「フィン・ファンネル」が挙げられます。従来のファンネルとは違い、解放型のメガ粒子加速器を備えるタイプでMSのビームライフルなども掻き消してしまう程の高火力を誇ります。
また内部に小型のジェネレーターを搭載することで圧倒的な継戦時間を誇り、ファンネルを四角錐型に組み合わせることで「Iフィールド」を張り、全方面攻撃に耐えうるバリアを形成することが出来ます。
ただほぼぶっつけ本番で運用していた為、アムロのニュータイプ能力をもってしても制御は難しく、結果的にケーラを死なせてしまうこととなります。
③「アクシズ・ショック」を引き起こす
作中では5thルナでの戦い後、スウィート・ウォーターに入る前のシャアを叩くためアムロが運用することになります。
その後アクシズでの戦いの第二波で出撃しますがアクシズへの核攻撃は失敗し、ケーラが人質に取られてしまいます。そしてフィン・ファンネルが誤作動、ケーラはギュネイに殺害されてしまい帰投することになります。
第三波でも出撃し、ギュネイのヤクト・ドーガを撃墜しクェスのα・アジールと交戦、シャアの駆るサザビーとの最終決戦に臨みます。MSでの肉弾戦を通し見事サザビーを撃破したアムロですがアクシズは地球に降下、アムロは破片の落下を阻止する為アクシズを押し戻そうとしますが分は悪く落下は時間の問題でした。
しかしサイコフレームの共振効果があったのか、虹色の光と共に人智を超えた性能を発揮。後に語り継がれる「アクシズ・ショック」を引き起こし地球を守ります。
本機はその後アムロ、シャアと共に行方不明となり、見つかることはありませんでした。
では
RG 1/144 (032)RX-93 νガンダム (ニューガンダム) (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)【新品】 ガンプラ リアルグレード プラモデル
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