今回は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のキャラ「シャア・アズナブル」について書いていきたいと思います。
①地球人類の粛清
クワトロ・バジーナとして参加したグリプス戦役で行方不明になったシャアは人類の革新は無いと絶望し、戦力を整えるために地下に潜伏することとなります。
ZZ時では本物のミネバを保護、ジュドーの妹のリィナを救助するなど暗躍し、ハマーンの敗北後、本格的に戦力増強に取り組むことになります。
ジオンの残存兵力の併合及び他勢力への根回し、そして反対勢力の殲滅を行い、3年後満を持して宇宙世紀0092年2月末、新生ネオ・ジオンの総帥として地球人類の粛清を打ち出し宣戦布告します。
これが「第二次ネオ・ジオン抗争」となり「逆襲のシャア」の始まりとなります。
シャアは直後に艦隊を動かし、用意していた小惑星5thルナを地球に落とす作戦を決行。アムロ達「ロンド・ベル」艦隊の奮闘も実らずチベットのラサに落とすことに成功します。その後和平交渉として小惑星「アクシズ」を譲り受けた後、ルナツーを強襲、核兵器を搭載したアクシズを落とし地球に「核の冬」をもたらそうと策略します。
「アクシズ、行け。忌まわしい記憶とともに」
②アクシズ落とし
総帥としてのシャアは能力、知名度ともに高いもののその本質は「アムロへの対抗」が見え隠れしていました。
アムロと同様ララァへの想いを断ち切れず、ナナイやクェスのような数多くの女性の人生を狂わせ(ハマーンやレコア等も含まれているとも言えます)、しまいにはロリコン疑惑を持たれる(否定は出来ないですが)等、私生活は荒れていたと思われます。
また極秘にサイコフレームの情報をロンド・ベルに渡しνガンダムを完成させ、「対等な条件」での決着に固執しており、その象徴が再び「赤くなった」MSサザビーであると言えます。
「ララァが死んだ時のあの苦しみ、存分に思い出せ!!」
その望みの通りにシャアはアムロと対峙。最後はMSの肉弾戦に及ぶ激しい戦いを繰り広げますが、最終的には敗北。脱出ポッドをアムロに捕獲されることになります。
そしてアムロとの舌戦の後、分断するアクシズを見て勝利を確信するもののサイコフレームが起こした奇跡を目の当たりにし、彼と共に光に消えることとなります。
「そうか、しかしこのあたたかさを持った人間が地球さえ破壊するんだ。それをわかるんだよ、アムロ。」
③フロンタルへ
その後シャアは精神体?となり宇宙の深淵に行きつくこととなります。
そして自分自身の存在の小ささとニュータイプの可能性の無意味さを感じることとなり、その空虚な残留思念はある存在に乗り移ることになります。
「フル・フロンタル」、「赤い彗星の再来」という名を持つ強化人間は、周囲が望む通りの「シャア・アズナブル」を演じる器になり、「ラプラス事変」を巻き起こす火種となっていきます。
では
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