今回はマンチェスターシティのグアルディオラ監督の新たなる「天敵」について書いていきたいと思います。
グアルディオラ監督率いるシティの公式戦連勝記録が「21」でついに止まりました。相手は「ライバル」マンチェスターユナイテッド。スールシャール監督下ではここまで3勝1分4敗と負け越しており、公式戦で4試合以上戦っていて「唯一」負け越している監督(次点はクロップ監督の9勝3分9敗)になっています。
↓↓が対戦成績です。(勝敗はシティ視点です)
19/04/25 ○シティ 2-0 ユナイテッド
19/12/08 ●シティ 1-2 ユナイテッド
20/01/08 ○シティ 3-1 ユナイテッド(リーグカップ)
20/02/02 ●シティ 0-1 ユナイテッド(リーグカップ)
20/03/09 ●シティ 0-2 ユナイテッド
20/12/13 △シティ 0-0 ユナイテッド
21/01/07 ○シティ 2-0 ユナイテッド(リーグカップ)
21/03/08 ●シティ 0-2 ユナイテッド
今回は何故スールシャール監督率いるユナイテッドがグアルディオラ監督の「天敵」になっているのか書いていきたいと思います。
①堅守からのカウンター
グアルディオラ監督の志向するサッカーは「ボールを保持し味方と連動して相手を崩すサッカー」で、所謂ポゼッションサッカーです。
そしてその弱点は「堅守速攻」で、押し込んだ布陣の裏にボールを素早く押し込まれ一気にゴール前に持ってこられる戦術は苦手です。(堅守を崩す効果的な方法はポゼッションサッカーなので表裏一体とも言えます。)
しかしグアルディオラ監督は「メッシ0トップ」「偽サイドバック」「カンセロロール」など様々な方法で堅守を打ち砕き、速攻を止める術を編み出し攻略、様々なタイトルを勝ち取っています。
ただ監督がそういった有効な手を持ちながらもシティは何故ユナイテッドには負け越しているのでしょうか?
②採用する守備戦術と個々の能力の高さ
まず大きな理由は「採用する守備戦術と個々の能力の高さ」です。
スールシャール監督が採用する主な戦い方としては、4バックor5バック+2ボランチでスペースを消してからのカウンターで、シティ対策としてはベターな物ですがそこで個々の「対人能力」がモノを言わせます。
ワンビサカがスターリングを完封、フレッジ、マクトミネイorマティッチはニアゾーンを徹底的に消しシティ攻撃陣を困難に陥れます。また多少のミスは個々の頑張りでカバーする等強度が非常に高いです。そしてラッシュフォード、マルシアル達が繰り出すカウンターは切れ味抜群で、一人でゴールを陥れられる威力を持っています。
そこにブルーノがアクセントを付ける読みづらいカウンターは、いくら対策をしてるとは言え止めるのは困難です。
③選手達の苦手意識
しかし上記の戦術はモウリーニョ監督が率いるチームでも取り入れられおり、決定的な要因にはなっていません。そこで出てくるのは「選手達の苦手意識」です。
ここで「メンタル」に行きついてしまうのは安直だと言われても仕方が無いですが、シティの選手は明らかにユナイテッド戦に対してナーバスになっています。前述したスターリングや攻撃の選手に「攻め急ぎ」が目立ち冷静さを失っている場面が多いです。
先日行われた試合でもマルシアルに過剰とも言える4人のマークが付いたり、攻撃時でも自分たちのポジジョンが整っていないうちに無理な縦パスを入れてしまう等「らしくない場面」が散見されます。そしてグアルディオラ監督も采配ミス、修正ミスが目立ち敗戦しています。
一方のユナイテッドは軒並みパフォーマンスが上がり自信が溢れています。シティとの戦いにおいてのモチベーションコントロールをスールシャール監督が持ち合わせているかも知れません。
以上のことで個々のパフォーマンスの引き出し方と選手達の意識、その二つが大きな違いになっていると考えられます。
この「天敵」に対して、今後グアルディオラ監督は新たな戦術・戦略を立てるのか、それともメンタル面を含むマネジメントで超えていくのか、今後も注目していきたい所です。
では
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