今回は2020年阪神タイガーズの梅野隆太郎選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
98試合 .262 7本 29点 5盗 出塁率.333 OPS.723 四死球33 三振77
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①まさかの併用
2年連続でGG賞を受賞し、今年はベストナインだと期待された今シーズンは「まさかの併用」から始まりました。怪我や戦略的な部分では無く、ただただ形式的に捕手を使い回す方法はとても理にかなっているとは思えず、開幕から黒星を積み重ねます。昨年のように疲労や怪我の離脱を恐れていたのかわかりませんが、「形式的」=何も考えていないのと同意義な起用は今後はやめて頂きたいです。
起用すればするほど梅野選手が現有捕手でどれだけ抜けている存在かがわかる試合が続き、ついに固定することになりました。その頃からチームは上昇線を描くようになったのは偶然ではないかと思います。
②怪我による離脱
固定後は打撃が好調で攻守共にチームを引っ張っていましたが、2番で起用され徐々に
負担が増すと9月17日の巨人戦で怪我をして登録抹消されることに。
矢野監督も負担が大きいと公言していたので単発的なものであったと思いましたが、継続して2番で使った結果の怪我。本当に梅野選手に関しては両極端な起用だったと思います。
しかしその後最短で復帰、怪我の影響もあったのか送球が乱れる場面が目立ち、打撃は下降線を描きましたが要所要所で流石の働きを見せる等安定した活躍を披露。
その壁性能の高さも特筆で(今年はスアレス、小川、馬場投手も荒れ球組に加入)3年連続のGG賞を受賞する等、怪我以外は申し分ない結果を残しました。
欲を言えば本塁打を二桁打って欲しかったことぐらいでしょう。
③扇の要として
新シーズンは「扇の要として」シーズンを戦う事が期待されます。
本人の実力は問題は無いかと思いますが肝心なのは起用法です。「適度」な休養と「適度」な打順で起用さえ出来れば問題なく力を発揮してくれるとは思います。完全な併用と2番起用で明らかに失敗した今シーズンの二の舞だけは踏んでほしくはないものです。
またオフにはFA権が取得されます。今やセリーグナンバー1とも言える捕手なので、新シーズンは去就の意味でも注目される選手であると思います。
では