今回は2023年阪神タイガーズの坂本誠志郎選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
84試合 .226 0本 21点 0盗 出塁率.288 OPS.543 四死球19 三振62
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①投手の良さを引き出す抜群の「安心感」
長らく第2捕手としてチームを支え、昨シーズンは併用起用もありキャリアハイとなる60試合に出場した坂本選手は今シーズンも第2捕手として、大竹、伊藤将、村上投手とバッテリーを組む事になりました。
すると彼らは素晴らしい投球を披露すると躍進。特に村上、大竹投手のブレイクは非常に大きく一気に出場機会が増えることに。
西、青柳投手、そして梅野選手の調子が上がらない中、実質プロ1年目、そしてセリーグ1年目の投手を支え続けました。
特徴的なのはそのリード面で、自身の理論に基づいて強気に攻める傾向にある梅野選手に比べて、坂本選手は投手の調子に寄り添い対話するタイプ。どちらが良いのかは勿論投手によって違うものの、その投手の良さを引き出す抜群の「安心感」は特に経験値が少ない投手にとっては心強かったと思います。
②一人で投手陣をリード
そして中盤までチームの方針で先発投手によって併用されていた坂本選手ですが、8月13日のヤクルト戦で梅野選手が手首に死球を受けシーズン絶望になり、一人で投手陣をリードすることになります。
しかしその後も受けて来なかった投手陣も巧みにリードし、チームは18年ぶりのリーグ優勝。正捕手の代役、そして優勝争いという重責を見事果たし涙を流しました。
さらにクライマックスシリーズでは2戦目に四球を選び木浪選手のサヨナラタイムリーを呼び込むことに。(その姿は非常に格好良かったです。)そして日本シリーズでも全試合でスタメンマスクを被り、日本一に多大な貢献。
そしてシーズン終了後にはゴールデングラブ賞を受賞、自身もキャリアハイの84試合に出場し最高のシーズンとなりました。
③再び訪れる正捕手争いで信頼を掴めるか
しかし来シーズンは再び復帰予定の梅野選手との正捕手争いが行われそうで、GG賞を受賞した二人によるレベルの高い凌ぎあいが期待出来ます。さらに今年の反省も踏まえて第3捕手の抜擢も考えられ、うかうかしてられない状況は続きそうです。
ただ今シーズンの経験は代えがたいものがあり、さらに捕手は近年固定が難しいポジションになっている為出番が多く与えられることは予想され、来シーズンも投手陣にとって頼りがいのある選手となってくれそうです。
怪我が出来ない状況の中、その負担は相当なものあったものの見事にやり切った坂本選手。来シーズンの活躍も期待しています。
では
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