今回は阪神タイガーズに入団が決定したラモン・ヘルナンデス選手ついて書いていきたいと思います。
経歴
ラモン・ヘルナンデス選手はアマチュア・フリーエージェントでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約してプロ入り後、AA級ジャクソン・ジェネラルズで11本塁打を記録します。
それでもメジャー昇格は叶わず2020年に退団。以降はメキシコのウィンターリーグを経て、メキシカンリーグに移籍。極端な投低打高ではありますが22本塁打を記録。
そして2024年12月27日に阪神タイガースに入団。推定年俸は30万＄となっています。
①低めの球を救い上げる打撃が持ち味
ラモン・ヘルナンデス選手は率は低いながらもパワーがある選手で、特に低めの球を救い上げる打撃が得意な選手です。所謂ラインドライブ性の当たりが多く、打球方向は殆どが引っ張り中心ではあるものの、上手く外低めのボールに合わせて流し打ちを行う等打撃の技術は高いと言えます。
守備位置は1塁、3塁がメインながらも外野も守れるユーティリティー性も。大山、佐藤輝選手が欠場時に一気に長打力が低下する現在のチームの強化ポイントに当てはまっている選手と言えます。
②打てれば儲けもん
ただ送球難もあり、NPBの三塁守備は正直荷が重いと言わざるを得なく、外野も「やったことがある」程度であり暫くは1塁がメインとなりそうです。
また推定年俸は30万＄（約4700万円）と安く、主にメキシカンリーグでキャリアを積んだ異色の経歴もあってか未知数な部分が大きいです。
その為多少打てれば儲けもんと考え運用する必要があり、即戦力としては余り期待は出来ないと思います。
③1，3塁のバックアッパー
それでもやってみないとわからない部分は多く、チームでは1，3塁のバックアッパーとして運用が考えられます。昨シーズン大山、佐藤輝選手が2軍落ちした際に近本選手を4番に添えないといけない程厳しい状態に。特に長打力という点ではかなり物足りない印象がありました。kichitan.hatenablog.com
そんな中のラモン・ヘルナンデス選手の加入はチームに長打力という武器をもたらす事になり、上手くいけばクリーンナップも組めることに。外野でも前川選手が怪我がちな上にフルシーズンで戦ったのは昨年が初めて。守備力は非常に気になる所ですが、いい具合にチームのピースに当てはまる選手であると思います。
後は数々の外国人選手が苦しんでいる外スラにいかに対応出来るか、キャンプでのプレーに注目です。
チームの強化ポイントに見事に当てはまるパワーヒッター、ラモン・ヘルナンデス選手。そのプレーに注目していきたいと思います。
では
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