今回は2024年阪神タイガーズの佐藤輝明選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
120試合 .268 16本 70点 0盗 出塁率.327 OPS.766 四死球36 三振133
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①攻守共に精彩を欠き2軍落ち
近年の調子の波の激しさを克服する為にアメリカのドライブラインでトレーニングをする等精力的に活動。しかしオープン戦で不振に陥ると、開幕後も抜け出せずに打率1割台と低迷。守備にもその影響が出て凡ミスを繰り返す等中々状況が好転せず、5月15日に1軍登録を抹消され、再調整を余儀なくされる事に。
全体的に打撃不振に苦しんでいたチームを救う活躍は出来ませんでした。
②打撃は持ち直すも課題になり続ける守備面
その後6月7日に再び1軍登録されると、軽打を意識した打撃スタイルに変えたこともあり復調の兆しを見せ、7月3日の広島戦では約2カ月半ぶりとなるホームランを放ち、この日にはマルチ本塁打を記録。後半に向けて期待が持てる内容となりました。
そして後半戦に入るとこれまでの鬱憤を晴らすかのように絶好調モードに入り、中心打者として相応しい打撃を披露。8月21日にはホームランを放ち、田淵幸一選手、岡田彰布選手に続く球団史上3人目となる新人から4年連続2桁本塁打を記録。さらに9月5日には史上初となる4年連続で2桁本塁打と100安打を達成。9月6日には球団史上最速となる通算300打点を記録する等、数々の新人記録を更新していきます。
しかしそれ以上に話題になってしまったのは守備面の拙さ。好プレーは見せる場面はあったものの所謂「凡ミス」が多く、結果リーグ断トツの23失策を記録し打撃面の貢献を帳消しに。結果16本70打点とまずまずの結果を残すものの、調子の波の激しさ、そして守備の課題を克服することは出来ませんでした。
③「もっとやれるはず」を払しょくできるか
来シーズンは再び長年の課題に向き合う事に。不振に陥った時の淡白な打撃、そして粗いサードの守備をどう修正していくかが勝負になってきそうです。
正直現状残している数字は素晴らしいの一言であり間違いなくチームを代表する選手ではありますが、そのスケール感を考えると「もっとやれるはず」がどうしても出ることに。大山選手の去就問題もあり、間違いなく来シーズンは中核に添えられるだけにその精度を高めることが求められます。
今やチーム浮沈を握る存在になっている佐藤輝選手。来シーズンは彼次第な所もある為、その活躍に期待しています。
では
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