※ネタバレ有り
今回は鬼滅の刃の登場人物「悲鳴嶼行冥・伊黒小芭内・不死川実弥」について柱稽古編の範囲までで、出来るだけ書いていきたいと思います。
①名実ともに当代における鬼殺隊最強の戦士
まずは「悲鳴嶼行冥」です。
柱の称号を冠する九人の鬼殺隊最高位隊士の一人「岩柱」で、現役剣士の中でも最古参に位置し名実ともに当代における鬼殺隊最強の戦士です。
幼いころに患った病により失明しているものの他の感覚は異常な程鋭く、些細な感情の揺れ動きに敏感で、その慈悲深く涙もろい性格もあり常に涙を流している印象を受けさせる人物です。ただ柱の中のまとめ役でもあるので、責任感が非常に強く、時には冷酷な選択を行う事もあります。
「なんとみすぼらしい子供。生まれてきたこと自体が可哀想だから殺してやろう。」
「鬼に取り憑かれているのだ。早く殺して解き放ってあげよう。」
作中では柱合会議で初登場。炭治郎の言い分を聞こうともせず禰豆子を処分しようとするなど不気味な印象を植え付けましたが、柱稽古編では玄弥を複雑な事情を察して弟子として世話する等面倒見の良い所を見せており、炭治郎に対しても刀鍛冶の里の決戦で禰豆子の命を惜しんで判断を迷った事を彼から聞いた際は、心を開いて過去を話すように。
「私の訓練は完了した…よくやり遂げたな……。」
彼は当初寺で身寄りのない子供たちを育てていたものの、決まりを破り鬼に出会ってしまった一人の子供のわが身可愛さの選択により8人の子供たちの7人を失う悲劇に。さらにただ一人残った沙代は混乱して彼が子供たちを殺した犯人だと供述し、捕らわれることになってしまいます。最終的に産屋敷に命は救われるものの、それ以降も子供そのものに不信感を覚え、疑り深い性格になったと話しています。
「せめて沙代にだけは、ありがとうと言って欲しかった。」
「その一言さえあれば救われた。」
その後は産屋敷の自爆作戦をただ一人知った柱として潜み、無惨に一撃を加えることに。最終章ではこれまで見られなかった実力が存分に発揮されそうです。
②気難しく偏屈な人物
次は「伊黒小芭内」です。
柱の称号を冠する九人の鬼殺隊最高位隊士の一人「蛇柱」で、「鏑丸」というオスの白蛇を首に這わせ常に口元を包帯で覆った黒髪の青年です。
基本的に産屋敷耀哉及び同じ柱以外の人間を信用も期待もしない気難しい性格をしており、嫌味や皮肉交じりの言葉で接する偏屈な人物です。ただ蜜璃とはプライベートで文通をする程の仲でもあり、単なる仲間以上の気持ちを持っており、彼女と仲が良い炭治郎に対して明らかに牽制しています。
「どう処分する どう責任を取らせる どんな目にあわせてやろうか」
「馴れ馴れしく甘露寺と喋るな」
作中では柱合会議で初登場し。不死川実弥とともに最後まで禰豆子の容認に反対する等かなり嫌な印象を受けたものの、煉獄の訃報を鴉に伝えられた際の行動、そして偉業を成し遂げた宇髄に対しての労いや激励で本質的には仲間想いの人物であることが判ります。
「俺は信じない。」
その後柱稽古では太刀筋矯正訓練を担当。隊士が縛り付けられている柱を置く等、心身共に過酷な稽古となるものの炭治郎は見事にこなし、辛辣な言葉を掛けられながらもクリア。最終章では他の柱と共に無限城に侵入する事になるのでした。
③本質的には礼節をわきまえ空気の読める真面目な性格
最後は「不死川実弥」です。
柱の称号を冠する九人の鬼殺隊最高位隊士の一人「風柱」で、全身傷だらけで凶暴かつ狂気的な恐ろしい雰囲気を纏っている人物です。不死川玄弥は弟です。
別世界では別の意味で狂犬となっています。
鬼殺隊隊士の中でも一際、鬼に対する憎悪・侮蔑を露わにしており、その意志を即座に行動に移す事から隊内で最も多くの隊士達から怖れられています。
「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかいィ」
しかし本質的には礼節をわきまえ空気の読める真面目な性格であり、主張は至極筋が通っており規律も遵守。ひと悶着あった禰󠄀豆子も柱合会議以降は手をだしてはいません。
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。」
「益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」
また玄弥の回想からも本質的には優しい性格で、玄弥に対してつらく当たるのも彼を戦わせたくないという気持ちの表れかもしれません。
「しつけぇんだよ 俺には弟なんていねェ いい加減にしねぇとぶち殺すぞ。」
それでも作中では炭治郎と違反スレスレの大乱闘を行う等大暴れ。結果接近禁止令を出され稽古は未完で終わる事に。
玄弥との関係性も含めて無限城での戦いぶりに注目です。
では
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