不死川玄弥～一時的に鬼へ～【鬼滅の刃】刀鍛冶の里編

※ネタバレ有り

今回は鬼滅の刃の登場人物「不死川玄弥」について刀鍛冶の里編の範囲のみで、出来るだけ書いていきたいと思います。

①粗暴で排他的な青年

炭治郎と共に鬼殺隊の最終選別試験に合格した同期とも言える人物で、モヒカンの様な髪型の黒髪に四白眼の鬼気迫る鋭い目付き、顔の大きな傷が特徴の人物です。

また身長は刀鍛冶の里編時点で180㎝とかなり大柄で時代的に珍しい洋服に近いスタイルをしており、その容貌も含め非常にいかつく目立っています。

別世界では学園都市最強の能力者として君臨しています。

性格は粗暴かつ非常に好戦的、更に排他的な部分を持ち併せており、甘露寺が話しかけても無視、さらに再会した炭治郎にも会話をさせない等交流を拒絶する様子が見受けられ、炭治郎からは心配されています。

「知るかよ！！出てけお前友だちみたいな顔して喋ってんじゃねーよ！！」

また生き急ぐかのように柱になる事に執着しており、曲がりなりにも「十二鬼月の討伐」を果たした炭治郎には強烈な敵対心を持っています。

因みに前述した行動は思春期の反抗期のようなもので、後に初心である事、そして暴力を振るった子にはきちんと謝罪しており根は良い人物です。

②兄への謝罪

初登場は鬼殺隊の最終選別試験で、日輪刀を欲する余り案内役の子に暴力を振るい、怒った炭治郎に腕の骨を折られる等あまり印象の良い場面は見せられませんでした。

その後蝶屋敷にて炭治郎と再会するも特に会話は無く、出番は刀鍛冶の里まで持ち越すことに。里では一方的に炭治郎がコミュニケーションを図ろうとするものの、玄弥は拒絶し続け、同時に貴重なツッコミ役としての役割を担います。

その後半天狗との戦いに参戦するものの苦戦。自身は鬼化して状況を打開するもののほぼ理性が無くなっており、炭治郎に内に秘めた激情を爆発することになります。

「図に…乗るなよ上弦を倒すのは…俺だ！！！　上弦の陸を倒したのはお前の力じゃないだからお前は柱になってない」

「あっ！うんそうだよ」

「お前なんかよりも先に俺が…」

「玄弥！！涎が出てるぞどうしたんだ！！俺の首を絞めてるし」

「柱になるのは俺だ！！！」

「なるほど！！そうかわかった！！俺と禰豆子が全力で援護する！！三人で頑張ろう！！」

しかし当の本人は全く意に介さず、彼に釣られるように半天狗を追い詰めていくものの、半天狗の頑丈さに日輪刀が折られ逆に追い詰められ、走馬灯のように過去が明かされていくことになります。

彼は兄である「風柱」不死川実弥と共に弟妹たちと出掛けていた母と兄を待っていたものの母は「鬼」に変化。他兄弟たちに致命傷を与え逃げ去っていきます。

その後鬼を追って見たのは、兄が母を「討伐」した姿。鬼の知識を持たない玄弥は兄を「人殺し」と罵倒することに。そして鬼殺隊に入った後に兄に心無い言葉を浴びせられた玄弥は兄への謝罪、そして自身を認めてもらう為に「柱」を目指すのでした。

「何でだよ！！何でだよ！！　何で母ちゃんを殺したんだよ！！うわああああ

人殺し！！　人殺し────っ！！」

しかし炭治郎が間一髪で助け危機を脱すると、甘露寺の合流もあり状況は好転。

最後は半ば力技を用いて炭治郎をサポートし、半天狗の討伐に成功。日を克服した禰豆子を見届けることになります。（その後甘露寺にまとめて抱きしめられて顔を真っ赤にしています。）

「良かったな…　炭治郎　…禰豆子」

③一時的に鬼へ

戦闘では刀身が短めの日輪刀と日輪刀と同じ性質の弾を撃つ水平二連散弾銃の2つの武器を使います。さらに身体能力も鬼殺隊員の中ではトップクラスとも言えるものですが致命的となっているのは「全集中の呼吸が使えない」事で、人の次元を超えている鬼に対して優位性をもたらすものではありません。

しかし鬼の血肉を捕食することで一時的に自身の肉体を疑似的に鬼化させられる特異体質を持っており、致命傷を負っても平然となる等不死身に近い生命力と再生力を獲得して戦闘に参加。同じ体質を持ち決定打を持たない鬼に対して互角以上に戦えることを可能としています。

ただ弱点も付属するので頚への攻撃は再生できず、太陽光、禰豆子の血鬼術もダメージとなってしまう欠点も持ち併せ、単純に能力で劣っている上弦に対しては劣勢に。

その為上弦に対抗できる＋αの能力獲得が望まれる事となります。

今篇で一気に主要キャラとしてのし上がった不死川玄弥。今後の活躍も期待されます。

では

きちのうすめ雑記